水道魔導器奪還編
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私達は塔を登って行き最上階へと着くとそこには思っていた通り、バルボスが待っていた
29.水道魔導器奪還
「性懲りもなく、また来たか」
「待たせて悪ぃな」
「もしかして、あの剣に填ってる魔刻、水道魔導器の・・・!」
「ああ、間違いない・・・」
リタ達はユーリの言葉と私達の頷きを見てようやくユーリがあんな無茶までしてバルボスを追い駆けた理由が解ったようだった
「分を弁えぬバカ共が。カプワ・ノール、ダングレスト、遂にガスファロストまで! 忌々しい小僧共め!」
「バルボス、此処までです。潔く縛に就きなさい!」
「そう、もうあんた終わりよ」
「ふんっ、まだ終わりではない。十年の歳月を費やしたこの大楼閣ガスファロストがあれば、ワシの野望は潰えぬ! あの男と帝国を利用して作り上げたこの魔導器があればな!」
バルボスは自信満々に言うと、ユーリと兄さんは皮肉口調で言う
「下町の魔刻をくだらねえ事に使いやがって」
「全くだな。5大ギルドの紅の絆傭兵団も落ちぶれたものだな」
「くだらなくなどないわ。これでホワイトホースを消し、ワシがギルドの頂点に立つ! ギルドの後は帝国だ! この力さえあれば、世界はワシのものになるのだ!」
「そんな事の為に私達の大事な魔刻を使うなんて・・・」
「手始めに失せろ! ハエ共!」
バルボスが剣を振り下ろすとエアルの衝撃波のようなものが襲って来て、私達は直ぐに私達は下の階に飛び降りた
あの剣がある限り、遠距離の魔法などもガードされるだろうし、かと言って接近戦も危険だ
「あの剣はちっとヤバイぜ」
「ヤバイって言うよか・・・こりゃ反則でしょ」
「圧倒的ね」
「グハハっ!! 魔導器と馬鹿にしておったが使えるではないか!」
その威力を実感しバルボスは更に衝撃波を作り出し、辺りを壊し始める
「そんな・・・!」
「力に酔いしれてるね」
「っち、面倒だな」
「お遊びは此処までだ! ダングレストごと、消し飛ぶが良いわ!」
「っ・・!」
バルボスが剣を振り翳し力を解放しようとしている時、突然上から声が聞こえた
「伏せろ」
「デューク!?」
デュークが剣を翳すと、バルボスが使っていた剣のエアルが光り出し辺りが見えなくなった
「なにっ!?」
光が治まるとバルボスの剣は折れていた
デュークを見ると彼は何事も無かったかの様に去って行った
「ヒマも興味も無かったんじゃないの?」
「あいつ・・・!」
「リタ、今はよそ見すんな!」
「・・・くっ、貧弱な」
バルボスは剣を振るうが、もう衝撃波すら発動しなくなっていた
「形勢逆転だな」
「・・・賢しい知恵と魔導器で得る力などまがい物にすぎん・・・か」
バルボスは使い物にならなくなった剣を捨てて、船上で見た時と同じ剣を取り出し、私達に剣を向け見据えた
「所詮、最後に頼れるのは己の力のみだったな。さあ、お前等剣を取れ!」
「あちゃ~、力に酔ってた分、さっきまでの方が扱いやすかったのに」
「開き直ったバカ程扱いにくいものはないわね」
「ホワイトホースに並ぶ兵、剛嵐のバルボスと呼ばれたワシの力と・・・ワシが作り上げた『紅の絆傭兵団』の力、とくと味わうが良い!」
武器を構えバルボスに向けバルボスを見ると、余裕そうな彼に何か秘策でもあるのか、と警戒していると、脇から紅の絆傭兵団が出て来た
「諦めの悪い・・・行くぜ!」
ユーリの合図と共に私達は駆け出した
「・・ちと、多いな」
ボソッと呟き、兄さんは剣を構えやって来た部下を攻撃する
一人、一人、また一人と部下を倒して行くが、一人倒す事に他の部下が四方の橋から武器を構えてやって来る
これではキリがない
「ちょっとちょっと、これじゃいつまで経っても終わらないわよ!?」
「おっさん。口じゃなく手動かせよ」
「確かにこれじゃいつまで経っても終わんねぇな」
「あら。じゃあ橋を無くして、来られなくするのはどう?」
「どうやって?」
「橋の目の前にある装置。あれを壊せば、この無限ループから解放されるんじゃないかしら?」
ジュディスは言って四方の橋の前にある装置を指差す
確かにあれさえ壊せば橋は無くなって部下が来なくなる
では、誰があの四つの装置を壊すのか
流石にこの状況で一人抜けるのは厳しい
となると、今動けるのは・・・姿を消せるアスラのみ
「アスラ、任せても良い?」
「了解。みんなもう少しだけ待ってて」
アスラはそう言って姿を消して移動した
「どうした、小僧共! 口先だけか?」
「ふん。まだまだ」
「その余裕いつまで続くかな?」
「何だと?」
その瞬間、四方にあった装置に稲妻が落ちた
稲妻が落ちた装置はそのまま動かなくなり、橋が壊れた
「アスラ、ナイス!」
「っ!?」
「これで下っ端は来なくなったわ」
「後はバルボスだけですね」
「まだ油断しちゃ駄目よ」
「相手は紅の絆傭兵団の首領だからね」
「っ、貴様等っ!!」
バルボスは一番近くにいた私に剣を振るうと、私は素早くそれを受け止め敵の動きを封じる詠唱を唱えバルボスの動きを封じた
「今よ!」
それを見たジュディス、兄さん、ユーリがバルボスに攻撃を与える
ユーリの一撃が見事に決まりバルボスは膝を付いた
「ごはっ!」
「・・・もう部下もいない。器が知れたな。分をわきまえないバカはあんたって事だ」
「ぐっ・・・ハハハっ。な、成る程、どうやらその様だ」
「では、大人しく・・・」
「こ、これ以上、無様をさらすつもりはない。・・・ユーリ、とか言ったな? お前は若い頃のドン・ホワイトホースに似ている・・・そっくりだ」
「オレがあんなじいさんになるってか。ぞっとしない話だな」
「ああ、貴様はいずれ世界に大きな敵を作る。あのドンのように・・・そして世界に食い潰される」
彼の最後の遺言、という名の警告なのか、何なのか
普段なら誰かが言葉を入れるだろうが今は皆、ギルドに生きた男の最期の言葉を黙って聞いていた
「悔やみ、嘆き、絶望した貴様がやってくるのを先に地獄で待つとしよう」
「・・・!」
そしてバルボスがそのまま身体の力を抜くのが見え、私とユーリとエステルは走って行ったがバルボスはガスファロストの下へと落ちていった
「・・・・・」
私達は暫くその場から動かずに黙ったままだった
*
「まったく、魔刻が無事で良かったぜ」
「うん。これで下町も安心だね」
「ああ」
あれから暫くして私達は塔を降りて来た
「水道魔導器の魔刻ってそんなに小さいものだったんですね」
「さて、魔刻も取り戻した、これで一件落着だね」
「でも、バルボスを捕まえる事が出来ませんでした・・・」
「何言ってんの、あんな悪人、死んで・・・ふぎゃっ・・・!」
リタの言葉を遮るように兄さんがリタを小突いた
「まだ一件落着にゃ早いぜ。こいつがちゃんと動くかどうか確認しないとな」
「魔導器の魔刻はそんなに簡単に壊れないわよ」
「ふ~ん、そうなんだ、知ってたレイヴン・・・?」
辺りを見渡すがレイヴンの姿は何処にもなかった
「ったく、相変わらず神出鬼没だな」
「また、あのおっさんは・・・本当に自分勝手ね」
「それをリタが言うんだ」
「人それぞれで良いんじゃない?」
「ダングレストに帰ったんだろ。会いたきゃ会えるさ」
ユーリの言う通り、先にダングレストに戻ってドンに報告しているのだろう
「浮かない顔して、どうかしましたか?」
「いや、まだデデッキの野郎をぶん殴ってねえと思ってさ」
「魔導器の魔刻は戻ったんだから良いんじゃないの? そんなコソ泥なんて」
「ま、それもそうだな。どっかで会ったら絶対にぶん殴るけど・・・」
ユーリのその言葉に苦笑していると小声で何か呟いた
「・・・地獄で待ってる、か。やな事言うぜ」
「・・・・・」
その言葉が聞こえたのは隣にいた私だけだろう
ユーリと私の間に少し重たい空気が流れようとしているとカロルが少しだけ走り出し振り返った
「ほらほら、いい加減ダングレストに戻ろうよ」
「そうですね。フレンにバルボスの事、報告しないと」
「フレンって言やあ、ダングレストの方はうまく纏まったのか」
「ええ、フレンのお陰で帝国もギルドも刃を収めました。そのままフレンはラゴウの所へ行ったので、ラゴウも直ぐに拘束されるはずです」
「そうか・・・」
「じゃあ、私は此処でお別れね」
ジュディスはそう言って歩き出そうとしていた
「相棒のとこ戻るのか?」
「相棒? 誰です、それ?」
「此処からは別行動、お互いの行動に干渉はなしね」
「そっか、じゃあな」
「ええ・・・」
通り過ぎ際に、ジュディスにアイコンタクトを送るとそれを受け取りニッコリとして返してくれ私もつられて笑った
「さてと、じゃあダングレストに戻るか」
そうして私達はダングレストを目指し歩き始めた
続く
あとがき
水道魔導器奪還編、完結!!
お疲れ様でした!
無事に魔刻も戻って来て一安心です
次からは新章に突入です
次回はかなり好きなシーンです
気合い入れて書きたいと思っています!
下書き:2008.12.04
完成:2009.05.09
29.水道魔導器奪還
「性懲りもなく、また来たか」
「待たせて悪ぃな」
「もしかして、あの剣に填ってる魔刻、水道魔導器の・・・!」
「ああ、間違いない・・・」
リタ達はユーリの言葉と私達の頷きを見てようやくユーリがあんな無茶までしてバルボスを追い駆けた理由が解ったようだった
「分を弁えぬバカ共が。カプワ・ノール、ダングレスト、遂にガスファロストまで! 忌々しい小僧共め!」
「バルボス、此処までです。潔く縛に就きなさい!」
「そう、もうあんた終わりよ」
「ふんっ、まだ終わりではない。十年の歳月を費やしたこの大楼閣ガスファロストがあれば、ワシの野望は潰えぬ! あの男と帝国を利用して作り上げたこの魔導器があればな!」
バルボスは自信満々に言うと、ユーリと兄さんは皮肉口調で言う
「下町の魔刻をくだらねえ事に使いやがって」
「全くだな。5大ギルドの紅の絆傭兵団も落ちぶれたものだな」
「くだらなくなどないわ。これでホワイトホースを消し、ワシがギルドの頂点に立つ! ギルドの後は帝国だ! この力さえあれば、世界はワシのものになるのだ!」
「そんな事の為に私達の大事な魔刻を使うなんて・・・」
「手始めに失せろ! ハエ共!」
バルボスが剣を振り下ろすとエアルの衝撃波のようなものが襲って来て、私達は直ぐに私達は下の階に飛び降りた
あの剣がある限り、遠距離の魔法などもガードされるだろうし、かと言って接近戦も危険だ
「あの剣はちっとヤバイぜ」
「ヤバイって言うよか・・・こりゃ反則でしょ」
「圧倒的ね」
「グハハっ!! 魔導器と馬鹿にしておったが使えるではないか!」
その威力を実感しバルボスは更に衝撃波を作り出し、辺りを壊し始める
「そんな・・・!」
「力に酔いしれてるね」
「っち、面倒だな」
「お遊びは此処までだ! ダングレストごと、消し飛ぶが良いわ!」
「っ・・!」
バルボスが剣を振り翳し力を解放しようとしている時、突然上から声が聞こえた
「伏せろ」
「デューク!?」
デュークが剣を翳すと、バルボスが使っていた剣のエアルが光り出し辺りが見えなくなった
「なにっ!?」
光が治まるとバルボスの剣は折れていた
デュークを見ると彼は何事も無かったかの様に去って行った
「ヒマも興味も無かったんじゃないの?」
「あいつ・・・!」
「リタ、今はよそ見すんな!」
「・・・くっ、貧弱な」
バルボスは剣を振るうが、もう衝撃波すら発動しなくなっていた
「形勢逆転だな」
「・・・賢しい知恵と魔導器で得る力などまがい物にすぎん・・・か」
バルボスは使い物にならなくなった剣を捨てて、船上で見た時と同じ剣を取り出し、私達に剣を向け見据えた
「所詮、最後に頼れるのは己の力のみだったな。さあ、お前等剣を取れ!」
「あちゃ~、力に酔ってた分、さっきまでの方が扱いやすかったのに」
「開き直ったバカ程扱いにくいものはないわね」
「ホワイトホースに並ぶ兵、剛嵐のバルボスと呼ばれたワシの力と・・・ワシが作り上げた『紅の絆傭兵団』の力、とくと味わうが良い!」
武器を構えバルボスに向けバルボスを見ると、余裕そうな彼に何か秘策でもあるのか、と警戒していると、脇から紅の絆傭兵団が出て来た
「諦めの悪い・・・行くぜ!」
ユーリの合図と共に私達は駆け出した
「・・ちと、多いな」
ボソッと呟き、兄さんは剣を構えやって来た部下を攻撃する
一人、一人、また一人と部下を倒して行くが、一人倒す事に他の部下が四方の橋から武器を構えてやって来る
これではキリがない
「ちょっとちょっと、これじゃいつまで経っても終わらないわよ!?」
「おっさん。口じゃなく手動かせよ」
「確かにこれじゃいつまで経っても終わんねぇな」
「あら。じゃあ橋を無くして、来られなくするのはどう?」
「どうやって?」
「橋の目の前にある装置。あれを壊せば、この無限ループから解放されるんじゃないかしら?」
ジュディスは言って四方の橋の前にある装置を指差す
確かにあれさえ壊せば橋は無くなって部下が来なくなる
では、誰があの四つの装置を壊すのか
流石にこの状況で一人抜けるのは厳しい
となると、今動けるのは・・・姿を消せるアスラのみ
「アスラ、任せても良い?」
「了解。みんなもう少しだけ待ってて」
アスラはそう言って姿を消して移動した
「どうした、小僧共! 口先だけか?」
「ふん。まだまだ」
「その余裕いつまで続くかな?」
「何だと?」
その瞬間、四方にあった装置に稲妻が落ちた
稲妻が落ちた装置はそのまま動かなくなり、橋が壊れた
「アスラ、ナイス!」
「っ!?」
「これで下っ端は来なくなったわ」
「後はバルボスだけですね」
「まだ油断しちゃ駄目よ」
「相手は紅の絆傭兵団の首領だからね」
「っ、貴様等っ!!」
バルボスは一番近くにいた私に剣を振るうと、私は素早くそれを受け止め敵の動きを封じる詠唱を唱えバルボスの動きを封じた
「今よ!」
それを見たジュディス、兄さん、ユーリがバルボスに攻撃を与える
ユーリの一撃が見事に決まりバルボスは膝を付いた
「ごはっ!」
「・・・もう部下もいない。器が知れたな。分をわきまえないバカはあんたって事だ」
「ぐっ・・・ハハハっ。な、成る程、どうやらその様だ」
「では、大人しく・・・」
「こ、これ以上、無様をさらすつもりはない。・・・ユーリ、とか言ったな? お前は若い頃のドン・ホワイトホースに似ている・・・そっくりだ」
「オレがあんなじいさんになるってか。ぞっとしない話だな」
「ああ、貴様はいずれ世界に大きな敵を作る。あのドンのように・・・そして世界に食い潰される」
彼の最後の遺言、という名の警告なのか、何なのか
普段なら誰かが言葉を入れるだろうが今は皆、ギルドに生きた男の最期の言葉を黙って聞いていた
「悔やみ、嘆き、絶望した貴様がやってくるのを先に地獄で待つとしよう」
「・・・!」
そしてバルボスがそのまま身体の力を抜くのが見え、私とユーリとエステルは走って行ったがバルボスはガスファロストの下へと落ちていった
「・・・・・」
私達は暫くその場から動かずに黙ったままだった
*
「まったく、魔刻が無事で良かったぜ」
「うん。これで下町も安心だね」
「ああ」
あれから暫くして私達は塔を降りて来た
「水道魔導器の魔刻ってそんなに小さいものだったんですね」
「さて、魔刻も取り戻した、これで一件落着だね」
「でも、バルボスを捕まえる事が出来ませんでした・・・」
「何言ってんの、あんな悪人、死んで・・・ふぎゃっ・・・!」
リタの言葉を遮るように兄さんがリタを小突いた
「まだ一件落着にゃ早いぜ。こいつがちゃんと動くかどうか確認しないとな」
「魔導器の魔刻はそんなに簡単に壊れないわよ」
「ふ~ん、そうなんだ、知ってたレイヴン・・・?」
辺りを見渡すがレイヴンの姿は何処にもなかった
「ったく、相変わらず神出鬼没だな」
「また、あのおっさんは・・・本当に自分勝手ね」
「それをリタが言うんだ」
「人それぞれで良いんじゃない?」
「ダングレストに帰ったんだろ。会いたきゃ会えるさ」
ユーリの言う通り、先にダングレストに戻ってドンに報告しているのだろう
「浮かない顔して、どうかしましたか?」
「いや、まだデデッキの野郎をぶん殴ってねえと思ってさ」
「魔導器の魔刻は戻ったんだから良いんじゃないの? そんなコソ泥なんて」
「ま、それもそうだな。どっかで会ったら絶対にぶん殴るけど・・・」
ユーリのその言葉に苦笑していると小声で何か呟いた
「・・・地獄で待ってる、か。やな事言うぜ」
「・・・・・」
その言葉が聞こえたのは隣にいた私だけだろう
ユーリと私の間に少し重たい空気が流れようとしているとカロルが少しだけ走り出し振り返った
「ほらほら、いい加減ダングレストに戻ろうよ」
「そうですね。フレンにバルボスの事、報告しないと」
「フレンって言やあ、ダングレストの方はうまく纏まったのか」
「ええ、フレンのお陰で帝国もギルドも刃を収めました。そのままフレンはラゴウの所へ行ったので、ラゴウも直ぐに拘束されるはずです」
「そうか・・・」
「じゃあ、私は此処でお別れね」
ジュディスはそう言って歩き出そうとしていた
「相棒のとこ戻るのか?」
「相棒? 誰です、それ?」
「此処からは別行動、お互いの行動に干渉はなしね」
「そっか、じゃあな」
「ええ・・・」
通り過ぎ際に、ジュディスにアイコンタクトを送るとそれを受け取りニッコリとして返してくれ私もつられて笑った
「さてと、じゃあダングレストに戻るか」
そうして私達はダングレストを目指し歩き始めた
続く
あとがき
水道魔導器奪還編、完結!!
お疲れ様でした!
無事に魔刻も戻って来て一安心です
次からは新章に突入です
次回はかなり好きなシーンです
気合い入れて書きたいと思っています!
下書き:2008.12.04
完成:2009.05.09