星喰み編
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ザギと戦い初めてもうかなりの時間が経ち、本気で戦っていない私に気付いたザギは更に魔導器の力を発揮し、その力に押され私は体制を崩してその場に倒れてしまった
「先にお前を始末するまでだっ!!」
「っ!」
ザギはそう言って左腕を振り翳した
この状況じゃ避けるのは確実に無理だ
けど、あの攻撃を受けるのもかなり危険だ
(迷ってる場合じゃない!!)
私は一か八かその攻撃を防ぐ体制に入った
(・・・っ、ユーリ!!)
「蒼波ぁっ!!」
そう思っていると遠くから声が聞こえた
97.狂気
「ぐおっっっ!!!」
「え・・・?」
ゆっくりと顔を上げるとそこには私が思っていた人物が立っていた
「ユー・・・リ・・?」
私の声を聞くとユーリはゆっくりと振り返って微笑んで私を見た
「大丈夫か、リア?」
「っ! ユーリっ!!」
私は思わずユーリの名前を呼んでそのままユーリに抱きついた
「来るの、遅くなって悪かったな」
「ううん・・・」
私はユーリにギュっと抱きつくとユーリは優しく微笑んで抱きしめ返してくれて私の頭を撫でた
「怖かったろ」
「うん・・・。でも、ユーリが来てくれるって信じてたから」
「そっか・・・」
「待ちかねたぞ・・・ユーリ・ローウェル!!」
お互いに安心しきっていると、瓦礫が崩れザギが出て来てユーリを見てそう言った
「・・・ったく、せっかくの再会を邪魔してんじゃねえよ」
ユーリは視線だけザギに向けると、ザギは満足そうに笑った
「もう少し早く来なかったらリア・ルーティアは死んでたぜ」
「っ・・・」
ザギの言葉に私は更にユーリの背中に回している手の力を強めた
それがユーリに伝わったのか、ユーリは私に視線を戻してじっと私を見た
「・・・傷だらけじゃねえか」
「力抑えてるからいつもみたいに戦えなかったの・・・」
「・・・それでも戦ってたのか?」
「うん・・・っ!」
私の言葉を聞いてユーリはある一点を見て少しだけ表情を変え私の服の襟を掴んで少しだけずらした
「ユ、ユーリっ///!?」
「・・・・」
その行動に驚いているとユーリは表情を変えたままそこをじっと見ていた
「・・・?」
不思議に思いユーリが見ている所に目を移すと、胸元の少し上の所に傷が出来ていた
「・・・多分、戦ってた時にザギの攻撃を避けようとして出来たんだと思う・・・」
その言葉を聞いた途端、ユーリは更に表情を変え殺気を出してザギを睨み付けた
「ザギ、てめぇ・・・人の彼女 に手ぇ出すとは良い度胸じゃねえか・・・」
「はーっはっは! 怒れ! もっとだ! もっと昂ぶれ!」
ザギはユーリの怒りを受けて、楽しそうに笑っていた
そしてユーリはゆっくりと私から離れ、ザギと向き合い静かに告げた
「・・・アスラ、リアの事頼んだぞ」
「了解」
ユーリの言葉を聞くと同時に元の姿に戻ったアスラが私の前に現れた
「・・・アスラ」
アスラは私を見ると頷いて、ユーリとザギに視線を移し私もつられてユーリを見た
「クハハハハ! ユゥゥリィィィ! 本気で来い! でないと・・・昇り詰めれないからなぁぁぁぁ!」
「ああ。言われなくても本気で相手してやるよ」
ザギは楽しそうに笑い、叫んでユーリに向かって来てユーリは静かに答えながら剣を抜いてザギに向かって行った
「リア、無事で良かったよ」
「アスラこそ。でもどうして此処が解ったの?」
「リアに似た言霊使いが教えてくれたんだよ」
「! あの女性 が?」
「「リア!」」
アスラの言葉に驚いていると後ろから聞き覚えのある男女の声が聞こえた
「兄さん! エステル!」
振り返ると兄さんとエステルが私とアスラの方に向かって走って来ていた
「! リア、傷だらけじゃないですか!」
エステルは着くなり私の姿を見て驚いて声を上げ兄さんも驚いた顔をしていた
「アスラから連絡は来てたけど、思った以上に酷いじゃねえか」
「直ぐに治します!」
言って直ぐにエステルは治癒術を掛け始めた
「兄さん、気を付けて。私も兄さんもザギの標的にされてるから・・・」
「俺達も?」
「セイ・ルーティア!!」
兄さんが私の言葉に疑問を持っていると、兄さんに気付いたザギが兄さんの名前を叫んだ
「これで全員揃ったなぁ」
「揃った?」
「さっきも言ったけど私達標的にされてるの」
「どうして?」
「どうしてだと? それは俺に傷を負わせたのがユーリとリア・ルーティアとセイ・ルーティアだけだからだ!!」
「・・・確かに厄介なのに絡まれたね」
只でさえ厄介な人だけど、更に標的にされるともっと厄介な相手だった
「で、大事な妹をこんなにしたのってお前な訳?」
「そうだ。けど、お前達三人が揃ったからには本気で俺の相手をしてもらうぜぇ」
「・・・成る程な」
「セイ・・・」
「解ってるよ」
そして兄さんはユーリ同様静かに怒りを露わにして剣を抜いた
「エステル、リアの事頼むな」
「え? は、はい」
いつもより低めのトーンで言われエステルは一瞬驚いて返事を返す
そしてユーリも兄さんも地を蹴ってザギの元へ向かって行った
「エステル、手間掛けさせてごめんね」
「何言ってるんですか。わたし達が来るのが遅かったから・・・」
エステルは申し訳なさそうな顔をして謝った
「来てくれただけで嬉しいよ。それより、カロル達は?」
「今フキがカロル達を連れてこっちに向かって来てるよ」
「・・・本当にみんなバラバラになっちゃってたのね」
「はい。わたしはセイと一緒でユーリがアスラと一緒の所にいたんですけど」
「そっか・・・」
私はエステルの返事を聞くとゆっくりと立ち上がった
「あ、まだ立ち上がっちゃダメです!」
「心配してくれてありがとう。でも、私も行かなくちゃ」
「でも、まだ怪我が完全に治ってないです!」
「後で私の怪我もユーリと兄さんの傷と一緒に治してくれれば良いから」
「でも!」
「アスラ、こっちは任せるわ」
「了解」
私はアスラの返事を聞くと剣を持ってユーリと兄さんの元へ向かった
リアがエステルとアスラの元を離れたのと同時に後ろから複数の足音と声が聞こえた
「「エステルーー!」」
「フキ! カロル! リタ! ジュディス! レイヴン! ラピード!」
エステルは走って来ている全員の名前を呼んでいると、フキ達がエステルの元にやって来た
「良かった! 無事だったんだね」
「カロル達も無事で良かったです」
「ワン!」
「ユーリとリアとセイは?」
「あっちだよ」
アスラの言う方を見ると、ザギと戦っているユーリ達の姿が目に入った
「! あいつ!!」
「信じられないしぶとさね」
「青年達はともかくリアちゃんぼろぼろじゃない!」
「あれでもだいぶマシになったんだよ」
「え?」
「リア、まだ完全に傷が癒えてないんです」
「それで戦ってるの?」
「はい・・・」
「あたし達も行くわよ」
「それは駄目だよ」
リア達の加勢に行こうとしているとアスラに止められた
「ちょっ、何で!」
「あれはユーリ達の戦いだ。俺達はそれを見守る事だ」
「手出し無用って事ね」
「うん」「ああ」
フキとジュディスとレイヴンは直ぐに理解したのか、そのままじっとユーリ達を見ているとカロル達も雰囲気的に何かを感じ武器を降ろして戦いの行方を見守る事にした
あれから数分、私達はザギと戦った
そして私の魔術が決まり体制を崩したザギに兄さんは大きな一撃を与えるとザギは片膝を着いた
「ぐっ・・・・。くくく、痛みがねえ、全然ねえ。おお? 体が動かねえな。なんてヤワな体なんだ。次は体も魔導器に変えてこよう。そうすりゃ、もっと楽しめる、そうだろう? ひっひっひ、あーはははは・・・」
「・・・・・」
私達は何とも言えない表情をしてザギを見ているとゆっくりとユーリがザギに近付いていき、ザギに向かって一太刀浴びせた
「ぐっ」
「地獄でやってろ」
ユーリは低めの声で言うと、ザギは少しずつ体制が取れなくなっていき、数歩後ろへ下がる
ゆっくりと後ろへ下がり、最後は足場を無くしそのまま下へと落ちていった
「・・・・・・」
その間は誰一人言葉を発さなかった
そしてエステル達はゆっくりとこちらに歩いて来た
「人から理解されず、戦いに無理矢理意味をつけて・・・哀れな人」
「あれでもその筋じゃ結構、知られた名だったんだけどねえ。おたくらと関わってから、なんだか妙な事になってた」
「あの人、本当に戦いを楽しんでるみたいでした」
「本気で戦える相手がユーリしかいなかった」
「けど、そのうちリアやセイにも同じ事を思ったんだろうね」
「だから最後はユーリ達だけで戦った・・・」
「本気で戦れる相手だけで・・・」
「・・・・」
「知るかよ。あんないっちまったヤツの事なんざ」
「力をもてあましたヤツの成れの果て、か」
「・・・つまんねえ事で時間くっちまったな」
「ああ。エステル、リアの怪我の手当頼む」
「はい。ユーリもセイも来て下さい。一緒に治しますから」
エステルの言葉を聞いて私とユーリと兄さんはエステルの所に行って傷の手当てをしてもらった
続く
あとがき
冒頭の方のリアちゃんがめっちゃ乙女になってる(笑)
そしてユーリが本気で怒ってました・・・
まあ理由は解らなくはないけどね
けど、とりあえずザギとは決着がつきました
本気で戦える相手・・・
確かにそんな相手ってなかなかいないでしょうからね
ザギにとってはユーリ達だけがそういう人だったんでしょうね
さて、次回はいよいよデュークがいる頂上に行きます
リアちゃん達の願いは叶うのか!?
最終章も後もう少しです!!
最後まで頑張ります!!
2009.08.27
「先にお前を始末するまでだっ!!」
「っ!」
ザギはそう言って左腕を振り翳した
この状況じゃ避けるのは確実に無理だ
けど、あの攻撃を受けるのもかなり危険だ
(迷ってる場合じゃない!!)
私は一か八かその攻撃を防ぐ体制に入った
(・・・っ、ユーリ!!)
「蒼波ぁっ!!」
そう思っていると遠くから声が聞こえた
97.狂気
「ぐおっっっ!!!」
「え・・・?」
ゆっくりと顔を上げるとそこには私が思っていた人物が立っていた
「ユー・・・リ・・?」
私の声を聞くとユーリはゆっくりと振り返って微笑んで私を見た
「大丈夫か、リア?」
「っ! ユーリっ!!」
私は思わずユーリの名前を呼んでそのままユーリに抱きついた
「来るの、遅くなって悪かったな」
「ううん・・・」
私はユーリにギュっと抱きつくとユーリは優しく微笑んで抱きしめ返してくれて私の頭を撫でた
「怖かったろ」
「うん・・・。でも、ユーリが来てくれるって信じてたから」
「そっか・・・」
「待ちかねたぞ・・・ユーリ・ローウェル!!」
お互いに安心しきっていると、瓦礫が崩れザギが出て来てユーリを見てそう言った
「・・・ったく、せっかくの再会を邪魔してんじゃねえよ」
ユーリは視線だけザギに向けると、ザギは満足そうに笑った
「もう少し早く来なかったらリア・ルーティアは死んでたぜ」
「っ・・・」
ザギの言葉に私は更にユーリの背中に回している手の力を強めた
それがユーリに伝わったのか、ユーリは私に視線を戻してじっと私を見た
「・・・傷だらけじゃねえか」
「力抑えてるからいつもみたいに戦えなかったの・・・」
「・・・それでも戦ってたのか?」
「うん・・・っ!」
私の言葉を聞いてユーリはある一点を見て少しだけ表情を変え私の服の襟を掴んで少しだけずらした
「ユ、ユーリっ///!?」
「・・・・」
その行動に驚いているとユーリは表情を変えたままそこをじっと見ていた
「・・・?」
不思議に思いユーリが見ている所に目を移すと、胸元の少し上の所に傷が出来ていた
「・・・多分、戦ってた時にザギの攻撃を避けようとして出来たんだと思う・・・」
その言葉を聞いた途端、ユーリは更に表情を変え殺気を出してザギを睨み付けた
「ザギ、てめぇ・・・人の
「はーっはっは! 怒れ! もっとだ! もっと昂ぶれ!」
ザギはユーリの怒りを受けて、楽しそうに笑っていた
そしてユーリはゆっくりと私から離れ、ザギと向き合い静かに告げた
「・・・アスラ、リアの事頼んだぞ」
「了解」
ユーリの言葉を聞くと同時に元の姿に戻ったアスラが私の前に現れた
「・・・アスラ」
アスラは私を見ると頷いて、ユーリとザギに視線を移し私もつられてユーリを見た
「クハハハハ! ユゥゥリィィィ! 本気で来い! でないと・・・昇り詰めれないからなぁぁぁぁ!」
「ああ。言われなくても本気で相手してやるよ」
ザギは楽しそうに笑い、叫んでユーリに向かって来てユーリは静かに答えながら剣を抜いてザギに向かって行った
「リア、無事で良かったよ」
「アスラこそ。でもどうして此処が解ったの?」
「リアに似た言霊使いが教えてくれたんだよ」
「! あの
「「リア!」」
アスラの言葉に驚いていると後ろから聞き覚えのある男女の声が聞こえた
「兄さん! エステル!」
振り返ると兄さんとエステルが私とアスラの方に向かって走って来ていた
「! リア、傷だらけじゃないですか!」
エステルは着くなり私の姿を見て驚いて声を上げ兄さんも驚いた顔をしていた
「アスラから連絡は来てたけど、思った以上に酷いじゃねえか」
「直ぐに治します!」
言って直ぐにエステルは治癒術を掛け始めた
「兄さん、気を付けて。私も兄さんもザギの標的にされてるから・・・」
「俺達も?」
「セイ・ルーティア!!」
兄さんが私の言葉に疑問を持っていると、兄さんに気付いたザギが兄さんの名前を叫んだ
「これで全員揃ったなぁ」
「揃った?」
「さっきも言ったけど私達標的にされてるの」
「どうして?」
「どうしてだと? それは俺に傷を負わせたのがユーリとリア・ルーティアとセイ・ルーティアだけだからだ!!」
「・・・確かに厄介なのに絡まれたね」
只でさえ厄介な人だけど、更に標的にされるともっと厄介な相手だった
「で、大事な妹をこんなにしたのってお前な訳?」
「そうだ。けど、お前達三人が揃ったからには本気で俺の相手をしてもらうぜぇ」
「・・・成る程な」
「セイ・・・」
「解ってるよ」
そして兄さんはユーリ同様静かに怒りを露わにして剣を抜いた
「エステル、リアの事頼むな」
「え? は、はい」
いつもより低めのトーンで言われエステルは一瞬驚いて返事を返す
そしてユーリも兄さんも地を蹴ってザギの元へ向かって行った
「エステル、手間掛けさせてごめんね」
「何言ってるんですか。わたし達が来るのが遅かったから・・・」
エステルは申し訳なさそうな顔をして謝った
「来てくれただけで嬉しいよ。それより、カロル達は?」
「今フキがカロル達を連れてこっちに向かって来てるよ」
「・・・本当にみんなバラバラになっちゃってたのね」
「はい。わたしはセイと一緒でユーリがアスラと一緒の所にいたんですけど」
「そっか・・・」
私はエステルの返事を聞くとゆっくりと立ち上がった
「あ、まだ立ち上がっちゃダメです!」
「心配してくれてありがとう。でも、私も行かなくちゃ」
「でも、まだ怪我が完全に治ってないです!」
「後で私の怪我もユーリと兄さんの傷と一緒に治してくれれば良いから」
「でも!」
「アスラ、こっちは任せるわ」
「了解」
私はアスラの返事を聞くと剣を持ってユーリと兄さんの元へ向かった
リアがエステルとアスラの元を離れたのと同時に後ろから複数の足音と声が聞こえた
「「エステルーー!」」
「フキ! カロル! リタ! ジュディス! レイヴン! ラピード!」
エステルは走って来ている全員の名前を呼んでいると、フキ達がエステルの元にやって来た
「良かった! 無事だったんだね」
「カロル達も無事で良かったです」
「ワン!」
「ユーリとリアとセイは?」
「あっちだよ」
アスラの言う方を見ると、ザギと戦っているユーリ達の姿が目に入った
「! あいつ!!」
「信じられないしぶとさね」
「青年達はともかくリアちゃんぼろぼろじゃない!」
「あれでもだいぶマシになったんだよ」
「え?」
「リア、まだ完全に傷が癒えてないんです」
「それで戦ってるの?」
「はい・・・」
「あたし達も行くわよ」
「それは駄目だよ」
リア達の加勢に行こうとしているとアスラに止められた
「ちょっ、何で!」
「あれはユーリ達の戦いだ。俺達はそれを見守る事だ」
「手出し無用って事ね」
「うん」「ああ」
フキとジュディスとレイヴンは直ぐに理解したのか、そのままじっとユーリ達を見ているとカロル達も雰囲気的に何かを感じ武器を降ろして戦いの行方を見守る事にした
あれから数分、私達はザギと戦った
そして私の魔術が決まり体制を崩したザギに兄さんは大きな一撃を与えるとザギは片膝を着いた
「ぐっ・・・・。くくく、痛みがねえ、全然ねえ。おお? 体が動かねえな。なんてヤワな体なんだ。次は体も魔導器に変えてこよう。そうすりゃ、もっと楽しめる、そうだろう? ひっひっひ、あーはははは・・・」
「・・・・・」
私達は何とも言えない表情をしてザギを見ているとゆっくりとユーリがザギに近付いていき、ザギに向かって一太刀浴びせた
「ぐっ」
「地獄でやってろ」
ユーリは低めの声で言うと、ザギは少しずつ体制が取れなくなっていき、数歩後ろへ下がる
ゆっくりと後ろへ下がり、最後は足場を無くしそのまま下へと落ちていった
「・・・・・・」
その間は誰一人言葉を発さなかった
そしてエステル達はゆっくりとこちらに歩いて来た
「人から理解されず、戦いに無理矢理意味をつけて・・・哀れな人」
「あれでもその筋じゃ結構、知られた名だったんだけどねえ。おたくらと関わってから、なんだか妙な事になってた」
「あの人、本当に戦いを楽しんでるみたいでした」
「本気で戦える相手がユーリしかいなかった」
「けど、そのうちリアやセイにも同じ事を思ったんだろうね」
「だから最後はユーリ達だけで戦った・・・」
「本気で戦れる相手だけで・・・」
「・・・・」
「知るかよ。あんないっちまったヤツの事なんざ」
「力をもてあましたヤツの成れの果て、か」
「・・・つまんねえ事で時間くっちまったな」
「ああ。エステル、リアの怪我の手当頼む」
「はい。ユーリもセイも来て下さい。一緒に治しますから」
エステルの言葉を聞いて私とユーリと兄さんはエステルの所に行って傷の手当てをしてもらった
続く
あとがき
冒頭の方のリアちゃんがめっちゃ乙女になってる(笑)
そしてユーリが本気で怒ってました・・・
まあ理由は解らなくはないけどね
けど、とりあえずザギとは決着がつきました
本気で戦える相手・・・
確かにそんな相手ってなかなかいないでしょうからね
ザギにとってはユーリ達だけがそういう人だったんでしょうね
さて、次回はいよいよデュークがいる頂上に行きます
リアちゃん達の願いは叶うのか!?
最終章も後もう少しです!!
最後まで頑張ります!!
2009.08.27