001.~
Please tell me your name
この小説の夢小説設定簡易的な夢主設定
夢主は
・女子高生(深陽学園の女子生徒)
・デザイナーの卵
・特殊能力の持ち主(MPLS)
・蟬ヶ沢(スクイーズ)とは昔からの知り合い
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人が完全に見えなくなるとスクイーズはほっと溜息をついた。
この二人でいる状態が他の誰かに見られていると思うと、恥ずかしくて堪らないのだ。ついさっき見た男女が付き合っているように見えたせいもあるだろう。はた目から見たら自分たちもそのように見えるのではないかと思ってしまう。あるいは年齢差が歴然としているので、不純な異性交遊としても見られてしまうかもしれない。赤の他人なのだから仕方がないとはいえ、親子と言うにはとてもじゃないが似ていないのだ。
「この時間にも関わらず人がいなくてよかったと思う」
心底思っていることをつい漏らしてしまう。
彼女はスクイーズの言葉の真の意味をきっと気付いてはいないのだろう。人通りがあった公園の出入り口と、人気が無い公園の中を交互に見ながら答える。
「ここはツイン・シティから結構離れているからね。衰えた地域には近寄りたくないんでしょ。公園に人がいれば栄えている証拠ってわけでもないけどさ。人が居なくて調査しやすくていいじゃない」
二人は公園の中心地の銅像前に着く。そこそこ広い公園内で一番目立つものだが、そこには誰もいない。園内を歩く中で二人は誰ともすれ違わなかった。出入口に人がいたのを見ると誰も入りたがらないのではないかと思ってしまう。
「普通はちょっと人の気配があるところで落ち合うものだと思っていたんだけど、大人の密会は堂々と会うものなのかしら。そこんところはどうなの、社会人代表」
「生憎、私にはそういった人はいなくってね。貴女はそういう相手はどうなんだ、生徒代表」
「私は密会する以前にいないって。そういった相手を作る時間がないからね。そこの中年と過ごしてばっかだから」
申し訳なかったり、でもそんなに一緒にいただろうかと疑問に思ったり。そこまで言われるほど一緒にいただろうか。
「…………」
気まずさで顔を逸らした。
「あのー、一応……これぼけたつもりなんだけど」
「………ああ」
心の中で一人納得する。自分と過ごしてばかりだから彼氏が出来ないのかと。このままだと彼氏が出来ないのかと安心しかけて、申し訳なる。
「……すまない」
「なんで謝るのよ。別に不満があって言ったわけじゃないのよ。そりゃ、セミさんと一緒に変えるのが多いってのが事実だけど、だから彼氏が出来ないって訳じゃないし」
(そうじゃないんだが…)
「彼氏と過ごせるような時間は取れるようにする。それと、スクイーズだ」
彼氏ができませんようにと。
「別にいいって。彼氏なんていらない。って、今のはセミさんでも良くない?」
「今は任務中だ」
蝶は軽く溜め息を付く。
「言葉遣いと言い、徹底しているわね」
「形だけだ」
今だけは特に。