傾慕の裏側
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「探しましたよ。勝手に出て行かれちゃ困りますねィ」
源外の工場から出れば夕日が傾きを見せる中、腕組みをして壁に背中を預ける沖田の姿。名前が向き直ると沖田も壁から背中を離す。
「まだ信じたわけじゃないので」
「信じる信じないはこの際どうでも良くて、真選組が決めた事に従ってもらわないと困るんでさァ。まぁ単独でもいいですけどねィ、名前さんに何かあったらその時は自己責任だって事は頭に入れておいてくだせェ」
その言葉を言い残して名前の横をすり抜ければ、緊張感から深いため息が盛大に漏れたーーー.....
昼の顔とは裏腹にかぶき町には煌びやかな姿を見せる。万事屋のチャイムを鳴らし数秒ほどで新八が顔を覗かせた。
「あ..... 名前さん!源外さんに会えましたか?」
「うん、今話して来たところ。そう言えば銀さん、帰ってきてる?」
「あー.....多分姉上の所かと.....」
「お妙さんの.....?」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「ーーーそういえば、私このままの格好で大丈夫かな.....」
目の前には大きなキャバクラの看板が異彩を放ち、新八の案内で店の前までやってきた名前が眉を下げて呟く。
「姉上も知ってるので大丈夫かと.....それによく真選組の人達も来るんですよ。特に警視庁長官の松平公が」
「.....そうなんだ」
一呼吸置いてから店のドアを開けようとした瞬間、腕を掴まれ見上げれば銀時の姿があった。
「お前、何してんの?」
「びっくりしたぁーーー.....探してたの、銀さんを」
「銀さん、やっぱりここだと思いました。名前さんが話があるみたいですよ」
ーーー.....
「ここでは話せない」と名前たちがやって来たのはお登勢の店。
ボックス席に向かい合わせに座り、新八たちはカウンター席でその様子を見守っていた。
「で、話って何?お前、屯所戻らなくていいのか?」
「高杉晋助の事について洗いざらい聞かせてほいしの」
「は?」
突拍子のない名前の言葉にその場にいた全員が呆気に取られた表情を見せるが、名前はそのまま言葉を続けるーーー.....
恐らく1番驚かされたのは銀時だろう。
「鬼兵隊の高杉晋助.....銀さんとあの人はどういう関係だったのか教えて」
「お前.....まさかアイツにあったのか?」
「..............厳密には会ってない.....けど、高杉晋助は私の事知ってた」
「名前さん、それってどういう事ですか?」
新八が横から心配そうに声をかければ、銀時がため息を漏らしつつ背もたれに背中を預ける。
「今日、源外さんの所に行った時あの人が現れたの。やっぱり源外さんのあの装置が目当てだって.....銀さんの予想当たってた」
「それにーーー.....私に"いずれ話は聞く"って」
「薄々は勘づいてはいたが、アイツにしつははえーな」
「どういう事?」
「つまり、お前の勝てる相手じゃねぇってこと」
「..................」
源外の工場から出れば夕日が傾きを見せる中、腕組みをして壁に背中を預ける沖田の姿。名前が向き直ると沖田も壁から背中を離す。
「まだ信じたわけじゃないので」
「信じる信じないはこの際どうでも良くて、真選組が決めた事に従ってもらわないと困るんでさァ。まぁ単独でもいいですけどねィ、名前さんに何かあったらその時は自己責任だって事は頭に入れておいてくだせェ」
その言葉を言い残して名前の横をすり抜ければ、緊張感から深いため息が盛大に漏れたーーー.....
昼の顔とは裏腹にかぶき町には煌びやかな姿を見せる。万事屋のチャイムを鳴らし数秒ほどで新八が顔を覗かせた。
「あ..... 名前さん!源外さんに会えましたか?」
「うん、今話して来たところ。そう言えば銀さん、帰ってきてる?」
「あー.....多分姉上の所かと.....」
「お妙さんの.....?」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「ーーーそういえば、私このままの格好で大丈夫かな.....」
目の前には大きなキャバクラの看板が異彩を放ち、新八の案内で店の前までやってきた名前が眉を下げて呟く。
「姉上も知ってるので大丈夫かと.....それによく真選組の人達も来るんですよ。特に警視庁長官の松平公が」
「.....そうなんだ」
一呼吸置いてから店のドアを開けようとした瞬間、腕を掴まれ見上げれば銀時の姿があった。
「お前、何してんの?」
「びっくりしたぁーーー.....探してたの、銀さんを」
「銀さん、やっぱりここだと思いました。名前さんが話があるみたいですよ」
ーーー.....
「ここでは話せない」と名前たちがやって来たのはお登勢の店。
ボックス席に向かい合わせに座り、新八たちはカウンター席でその様子を見守っていた。
「で、話って何?お前、屯所戻らなくていいのか?」
「高杉晋助の事について洗いざらい聞かせてほいしの」
「は?」
突拍子のない名前の言葉にその場にいた全員が呆気に取られた表情を見せるが、名前はそのまま言葉を続けるーーー.....
恐らく1番驚かされたのは銀時だろう。
「鬼兵隊の高杉晋助.....銀さんとあの人はどういう関係だったのか教えて」
「お前.....まさかアイツにあったのか?」
「..............厳密には会ってない.....けど、高杉晋助は私の事知ってた」
「名前さん、それってどういう事ですか?」
新八が横から心配そうに声をかければ、銀時がため息を漏らしつつ背もたれに背中を預ける。
「今日、源外さんの所に行った時あの人が現れたの。やっぱり源外さんのあの装置が目当てだって.....銀さんの予想当たってた」
「それにーーー.....私に"いずれ話は聞く"って」
「薄々は勘づいてはいたが、アイツにしつははえーな」
「どういう事?」
「つまり、お前の勝てる相手じゃねぇってこと」
「..................」
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