心が通じ合い、そして離れていく《後編》
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ーーー胸騒ぎが、する...
もう三蔵に、......みんなに...二度と会えなくなる気がする......
苦しいーーー...
「......っ......かはっ!ゴホっ...!」
名前が勢いよく起き上がり、息を吹き返したかの様に荒く呼吸をして胸に手を添える。
「落ち着け。ゆっくり呼吸しろ」
「...っ...はぁっ...はぁっ......」
ーーーコイツの身体に何が起こってる...?
ベッドに座り落ち着かせる様にぐっと身体を引き寄せた。
すると名前の身体が先ほどより強張ったのが伝わった。
「.........三、...蔵......?」
「.........」
「......私の身体、......どうなって......なんでっ......」
自分の置かれている状況に気づいたらしく、身体を震わせ涙声で問いかけるーーー。
「ぃっ......いやっ......!!」
「チッ...!!」
名前が勢いよく三蔵を押し退けるが、三蔵はそれを許さず両手首を掴み抑え込む。
なんだ、この力はっーーー...
そう思った瞬間、名前が手を振りほどき懐に忍ばせていた浄霊銃を手に取り三蔵に構える。
銃の握るその手は震え、小刻みにに揺れていた。
「!...名前...てめぇ、何してやがる...」
「......私...妖怪にっ...なったの...?」
鋭い三蔵の眼差しが名前を捉えて、その瞳に映ったのは目に涙を溜めて頬に熱いものが流れ落ちる姿。
「......下ろせ。てめぇには俺を撃てねーよ」
「......っ......自分自身なら、撃てるっ......」
銃口がゆっくりと名前のこめかみに向けられ、一瞬だけ三蔵が目を見開くがまたすぐに鋭い視線を向ける。
「てめぇは何もしないでさっさと死ぬつもりか?」
「......なんで、妖怪になったかも自分ではわからないっ...!人間に戻れるのかもわからないじゃん!!だったらっ......」
不意に三蔵が銃を持つ名前の手首を力強く掴む。
「だったら何だ?」
「ぃっーーー...」
「それ以上、口にしたら許さねぇぞ」
ゴトッ......
次の瞬間には名前の手元から銃が床に滑り落ち、部屋の中に鈍い音だけが響いたーーー。
もう三蔵に、......みんなに...二度と会えなくなる気がする......
苦しいーーー...
「......っ......かはっ!ゴホっ...!」
名前が勢いよく起き上がり、息を吹き返したかの様に荒く呼吸をして胸に手を添える。
「落ち着け。ゆっくり呼吸しろ」
「...っ...はぁっ...はぁっ......」
ーーーコイツの身体に何が起こってる...?
ベッドに座り落ち着かせる様にぐっと身体を引き寄せた。
すると名前の身体が先ほどより強張ったのが伝わった。
「.........三、...蔵......?」
「.........」
「......私の身体、......どうなって......なんでっ......」
自分の置かれている状況に気づいたらしく、身体を震わせ涙声で問いかけるーーー。
「ぃっ......いやっ......!!」
「チッ...!!」
名前が勢いよく三蔵を押し退けるが、三蔵はそれを許さず両手首を掴み抑え込む。
なんだ、この力はっーーー...
そう思った瞬間、名前が手を振りほどき懐に忍ばせていた浄霊銃を手に取り三蔵に構える。
銃の握るその手は震え、小刻みにに揺れていた。
「!...名前...てめぇ、何してやがる...」
「......私...妖怪にっ...なったの...?」
鋭い三蔵の眼差しが名前を捉えて、その瞳に映ったのは目に涙を溜めて頬に熱いものが流れ落ちる姿。
「......下ろせ。てめぇには俺を撃てねーよ」
「......っ......自分自身なら、撃てるっ......」
銃口がゆっくりと名前のこめかみに向けられ、一瞬だけ三蔵が目を見開くがまたすぐに鋭い視線を向ける。
「てめぇは何もしないでさっさと死ぬつもりか?」
「......なんで、妖怪になったかも自分ではわからないっ...!人間に戻れるのかもわからないじゃん!!だったらっ......」
不意に三蔵が銃を持つ名前の手首を力強く掴む。
「だったら何だ?」
「ぃっーーー...」
「それ以上、口にしたら許さねぇぞ」
ゴトッ......
次の瞬間には名前の手元から銃が床に滑り落ち、部屋の中に鈍い音だけが響いたーーー。