心が通じ合い、そして離れていく《後編》
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「......っ......」
うなされている様子で眠る名前を見て悟空と八戒、そして悟浄が心配そうに見つめる。
「うなされているみたいですね...最近いろいろありましたから、疲れが溜まっていたのでしょう」
「なぁ!名前、大丈夫だよな!?」
「安静にしてりゃ大丈夫だろ」
ふと悟空が名前の様子を眺めて、不意に手を取り三蔵がすかさず銃口を向けた。
「バカ猿。てめぇ...」
「三蔵っ......これって...!」
「あ?」
4人が顔を覗かせ持ち上げられた手を見ると鋭い爪がーーー。
「「「!!」」」
「爪が伸びてる...?」
「これは...どういうことでしょう...妖怪化している、ということですか...?」
「なんで名前ちゃんが妖怪化してんだ...?」
「......んっ......さ、...んぞ...?」
「名前さん?大丈夫ですか?」
薄っすらと瞼が開けられみんなに視線を向けた。
その姿はまだ苦しそうに息が上がったままだ。
「私...どうしちゃったの......?」
「...帰って来てすぐに倒れたんですよ。雨に濡れて体調を崩したのかもしれません」
「...そっか......身体が思うように動かなくて......ごめんね、迷惑かけて......」
力なく笑う名前に悟空が何か発しようとした時、八戒が横に首を振り三蔵が少し乱暴に冷えたタオルを額にのせる。
「......こういう時くらい、...優しくしてよね......」
「うるせぇ。黙って寝てろ」
「...ありがとう、三蔵...」
名前がニコッと笑い三蔵がチッと舌打ちをすると、安心したようで再び目を閉じた。
「どーすんだ!?名前が起きて妖怪だって知ったら...!」
「てめぇの声で起きたらどーすんだよっ。少し落ち着け、バカ猿」
「...とにかく、今夜は夜通し名前さんの側にいた方がいいみたいですね。もし本格的に妖怪化してしまえば暴走する、...という事もあり得ますから」
「てめぇらは出て行け。俺だけで十分だ」
観念した様子で八戒が深く溜息をつき、他の2人の背中を押す。
「...わかりました。ここは三蔵に任せましょう。2人とも、行きますよ」
「えー!?俺もいる!だって心配じゃねーか!」
「ギャーギャー騒ぐな、猿!さっさと行くぞ!」
悟空が引きずられる様に出て行き八戒も悟浄も出て行くと、部屋の中が一気に静まりかえる。
煙草に手を伸ばし口に咥えて火をつけ、鬱陶しい程の雨の降り続ける窓に目を向けたーーー。
うなされている様子で眠る名前を見て悟空と八戒、そして悟浄が心配そうに見つめる。
「うなされているみたいですね...最近いろいろありましたから、疲れが溜まっていたのでしょう」
「なぁ!名前、大丈夫だよな!?」
「安静にしてりゃ大丈夫だろ」
ふと悟空が名前の様子を眺めて、不意に手を取り三蔵がすかさず銃口を向けた。
「バカ猿。てめぇ...」
「三蔵っ......これって...!」
「あ?」
4人が顔を覗かせ持ち上げられた手を見ると鋭い爪がーーー。
「「「!!」」」
「爪が伸びてる...?」
「これは...どういうことでしょう...妖怪化している、ということですか...?」
「なんで名前ちゃんが妖怪化してんだ...?」
「......んっ......さ、...んぞ...?」
「名前さん?大丈夫ですか?」
薄っすらと瞼が開けられみんなに視線を向けた。
その姿はまだ苦しそうに息が上がったままだ。
「私...どうしちゃったの......?」
「...帰って来てすぐに倒れたんですよ。雨に濡れて体調を崩したのかもしれません」
「...そっか......身体が思うように動かなくて......ごめんね、迷惑かけて......」
力なく笑う名前に悟空が何か発しようとした時、八戒が横に首を振り三蔵が少し乱暴に冷えたタオルを額にのせる。
「......こういう時くらい、...優しくしてよね......」
「うるせぇ。黙って寝てろ」
「...ありがとう、三蔵...」
名前がニコッと笑い三蔵がチッと舌打ちをすると、安心したようで再び目を閉じた。
「どーすんだ!?名前が起きて妖怪だって知ったら...!」
「てめぇの声で起きたらどーすんだよっ。少し落ち着け、バカ猿」
「...とにかく、今夜は夜通し名前さんの側にいた方がいいみたいですね。もし本格的に妖怪化してしまえば暴走する、...という事もあり得ますから」
「てめぇらは出て行け。俺だけで十分だ」
観念した様子で八戒が深く溜息をつき、他の2人の背中を押す。
「...わかりました。ここは三蔵に任せましょう。2人とも、行きますよ」
「えー!?俺もいる!だって心配じゃねーか!」
「ギャーギャー騒ぐな、猿!さっさと行くぞ!」
悟空が引きずられる様に出て行き八戒も悟浄も出て行くと、部屋の中が一気に静まりかえる。
煙草に手を伸ばし口に咥えて火をつけ、鬱陶しい程の雨の降り続ける窓に目を向けたーーー。