言葉の思考回路
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傷口が若干痛む中、ベッドから出て部屋を出ると八戒たちと鉢合わせする。
「わぁっ!......ビックリしたぁ~......」
「名前さんっ...ちゃんと休んでないとダメですよ!」
「あれ?三蔵はー?」
「さっ、...さぁ?出掛けたみたい!あははっ...」
苦笑いを浮かべて言う名前に八戒たちは顔を見合わせてた。
すると3人の背後に黒いオーラをまとった三蔵が眉間に皺を寄せ立ち、名前の肩がビクリと跳ね上がるーーー。
「大人しく寝てろと言ったろ!厄介女!」
「ご、ごめっ......ほわっ!!」
宙に浮く感覚を感じると共に気づけば三蔵に担がれ、ベッドへと乱暴に下されて布団をかぶせられた。
「ぼふっ......!」
「三蔵、少し乱暴ですよ?」
「うるせぇ。また傷口開くだろーが」
プハッ、と布団を押しのけて名前が顔を真っ赤にして起き上がった。
「傷口開くって、...今の衝撃で傷口開いたらどうするのよ!?」
「てめぇが外出ようとしてたからだろーが!」
「撃った本人が良く言う!」
「あれは不可抗力だろーが!てめぇだってなーーー...」
向かい合って口論する2人を横目に、悟浄が八戒と悟空に呟く。
「なんか...前より仲良くなってねーか?」
「何か心境の変化でもあったんでしょうか...」
「前より仲良くなったって事はいい事じゃん!良かったな!」
「てめぇは呑気な猿だなー...」
「猿じゃねーよ!!」
3人がこそりと話している間、ようやく三蔵と名前の口論が終了して、名前がプイッとそっぽを向くーーー。
「チッ...めんどくせぇな」
「だったら放っておいて...!」
「......てめぇら、部屋戻るぞ」
「でも三蔵、...名前さんの看病は...」
「放っておけ」
「.........」
三蔵が煙草を吸いながら部屋を出て行き、八戒たちが眉を下げた名前に視線を向ける。
「....ごめんね。私は大丈夫だから。三蔵といてあげて?」
「わかりました....何かあったらいつでも呼んでくださいね」
「....ありがとう」
ーーーーーーーーー
「何かあったんですか?」
「何もねぇよ」
「その割に、煙草の量と眉間の皺が多い気がしますけど」
宿の酒場スペースで三蔵は八戒と酒を飲み交わしていた。
「ーーーそれに、名前さんも三蔵も何かに怒っているように見えました」
「.........」
八戒の奴、...相変わらず鋭いな......
煙草を灰皿に押し付けて酒の入ったグラスを傾ける。
「......アイツにキスをした」
「!!......ぶほっ...ゴホっ......い、今なんて...」
その言葉を聞いた瞬間、八戒がむせて咄嗟に三蔵の表情を伺うーーー。
「二度も言わせるな」
「すみません。ついビックリして......で、名前さんは何と?」
「何も。...なんであの女にあんな事をしたのか自分でもわからん」
「あはは。ようやく謎が解決しましたよ」
「どういう意味だ?」
「......三蔵は名前さんの事をどう思ってるんですか?」
どう、思ってるか...だと?
そんなもん分かりきってーーー。
「それが判れば、自ずと分かりますよ」
「......」
「わぁっ!......ビックリしたぁ~......」
「名前さんっ...ちゃんと休んでないとダメですよ!」
「あれ?三蔵はー?」
「さっ、...さぁ?出掛けたみたい!あははっ...」
苦笑いを浮かべて言う名前に八戒たちは顔を見合わせてた。
すると3人の背後に黒いオーラをまとった三蔵が眉間に皺を寄せ立ち、名前の肩がビクリと跳ね上がるーーー。
「大人しく寝てろと言ったろ!厄介女!」
「ご、ごめっ......ほわっ!!」
宙に浮く感覚を感じると共に気づけば三蔵に担がれ、ベッドへと乱暴に下されて布団をかぶせられた。
「ぼふっ......!」
「三蔵、少し乱暴ですよ?」
「うるせぇ。また傷口開くだろーが」
プハッ、と布団を押しのけて名前が顔を真っ赤にして起き上がった。
「傷口開くって、...今の衝撃で傷口開いたらどうするのよ!?」
「てめぇが外出ようとしてたからだろーが!」
「撃った本人が良く言う!」
「あれは不可抗力だろーが!てめぇだってなーーー...」
向かい合って口論する2人を横目に、悟浄が八戒と悟空に呟く。
「なんか...前より仲良くなってねーか?」
「何か心境の変化でもあったんでしょうか...」
「前より仲良くなったって事はいい事じゃん!良かったな!」
「てめぇは呑気な猿だなー...」
「猿じゃねーよ!!」
3人がこそりと話している間、ようやく三蔵と名前の口論が終了して、名前がプイッとそっぽを向くーーー。
「チッ...めんどくせぇな」
「だったら放っておいて...!」
「......てめぇら、部屋戻るぞ」
「でも三蔵、...名前さんの看病は...」
「放っておけ」
「.........」
三蔵が煙草を吸いながら部屋を出て行き、八戒たちが眉を下げた名前に視線を向ける。
「....ごめんね。私は大丈夫だから。三蔵といてあげて?」
「わかりました....何かあったらいつでも呼んでくださいね」
「....ありがとう」
ーーーーーーーーー
「何かあったんですか?」
「何もねぇよ」
「その割に、煙草の量と眉間の皺が多い気がしますけど」
宿の酒場スペースで三蔵は八戒と酒を飲み交わしていた。
「ーーーそれに、名前さんも三蔵も何かに怒っているように見えました」
「.........」
八戒の奴、...相変わらず鋭いな......
煙草を灰皿に押し付けて酒の入ったグラスを傾ける。
「......アイツにキスをした」
「!!......ぶほっ...ゴホっ......い、今なんて...」
その言葉を聞いた瞬間、八戒がむせて咄嗟に三蔵の表情を伺うーーー。
「二度も言わせるな」
「すみません。ついビックリして......で、名前さんは何と?」
「何も。...なんであの女にあんな事をしたのか自分でもわからん」
「あはは。ようやく謎が解決しましたよ」
「どういう意味だ?」
「......三蔵は名前さんの事をどう思ってるんですか?」
どう、思ってるか...だと?
そんなもん分かりきってーーー。
「それが判れば、自ずと分かりますよ」
「......」