言葉の思考回路
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「......三蔵?」
「.........」
名前が顔を覗き込めば三蔵は新聞を広げ、再び読み始めて顔が完全に見えなくなる。
「...散歩でも行ってこようか?コマ」
「ワン!ワン!」
「チッ...」
コマを抱き上げて部屋を出ようとした時、何故か三蔵が新聞をテーブルに置き立ち上がる。
そして何食わぬ顔で名前の後ろについて来た。
「三蔵もコマの散歩に一緒に来てくれるの?」
「煙草が切れた」
「あー、そういうこと...」
納得をしつつ一緒に部屋を出る事にーーー...
もしかして心配してーーー。
......訳ないか。
宿を出て2人と1匹で村の中心まで来ると、三蔵は煙草を買いに行き名前はその間、露店を見て回った。
するとある露店に目が止まり足を止める。
「ワン!」
「ホントだ。すごく綺麗だね」
コマと共に覗き込んだ先には、ワンポイントでピンク色の鉱石が付いたチェーン型のブレスレット。
「お嬢さん、お目が高いねー。その鉱石はなかなか手に入らないものでね。ここら辺じゃ珍しいんだよ」
「そうなんですね。とても可愛いです...でも私、今手持ちがなくて...ごめんなさい」
「そうかい。そりゃ残念だ...」
三蔵は煙草を買い終え、露店の近くに行くと名前がある宝石店の前でおじいさんと話しているのが見えた。
ーーーアイツ何見てんだ?
ブレスレットか...?
名前とおじいさんが互いに苦笑いを浮かべていると、背後に煙草の香りがして振り返る。
「行くぞ」
「あ、...もう煙草は買ったの?」
「あぁ」
露店のおじいさんに会釈をして、再び三蔵と共に歩みを進めるーーー。
すると向こう側から見知った3人が見え、三蔵が再び舌打ちをかます。
「あー!三蔵と名前だ!」
「珍しい組み合わせだなぁ」
「あっ、3人とも買い物終わったの?」
「はい。ちょうど宿に戻るところだったんです」
「...ところでさ、2人で何してたワケ?」
気がつけば3人がニヤニヤと笑い、名前は何もやましい事はないが思わず三蔵の背後に一歩下がる。
「うるせぇ。煙草が切れたから買いに出ただけだ」
「わ、私は、...コマの散歩にっ...!」
「まぁまぁ。2人がこう言ってるんですから攻めないであげましょう。ところで何か欲しい物ありましたか?」
「......欲しい物......う、ううん!大丈夫だよ。ありがとう」
「遠慮せずに言ってくださいね」
八戒に上手く言い包められた気がーーー...
「ーーー三蔵一行...これは使えそうね...」
路地裏から眺める女性に誰も気づく事はなかった...
「.........」
名前が顔を覗き込めば三蔵は新聞を広げ、再び読み始めて顔が完全に見えなくなる。
「...散歩でも行ってこようか?コマ」
「ワン!ワン!」
「チッ...」
コマを抱き上げて部屋を出ようとした時、何故か三蔵が新聞をテーブルに置き立ち上がる。
そして何食わぬ顔で名前の後ろについて来た。
「三蔵もコマの散歩に一緒に来てくれるの?」
「煙草が切れた」
「あー、そういうこと...」
納得をしつつ一緒に部屋を出る事にーーー...
もしかして心配してーーー。
......訳ないか。
宿を出て2人と1匹で村の中心まで来ると、三蔵は煙草を買いに行き名前はその間、露店を見て回った。
するとある露店に目が止まり足を止める。
「ワン!」
「ホントだ。すごく綺麗だね」
コマと共に覗き込んだ先には、ワンポイントでピンク色の鉱石が付いたチェーン型のブレスレット。
「お嬢さん、お目が高いねー。その鉱石はなかなか手に入らないものでね。ここら辺じゃ珍しいんだよ」
「そうなんですね。とても可愛いです...でも私、今手持ちがなくて...ごめんなさい」
「そうかい。そりゃ残念だ...」
三蔵は煙草を買い終え、露店の近くに行くと名前がある宝石店の前でおじいさんと話しているのが見えた。
ーーーアイツ何見てんだ?
ブレスレットか...?
名前とおじいさんが互いに苦笑いを浮かべていると、背後に煙草の香りがして振り返る。
「行くぞ」
「あ、...もう煙草は買ったの?」
「あぁ」
露店のおじいさんに会釈をして、再び三蔵と共に歩みを進めるーーー。
すると向こう側から見知った3人が見え、三蔵が再び舌打ちをかます。
「あー!三蔵と名前だ!」
「珍しい組み合わせだなぁ」
「あっ、3人とも買い物終わったの?」
「はい。ちょうど宿に戻るところだったんです」
「...ところでさ、2人で何してたワケ?」
気がつけば3人がニヤニヤと笑い、名前は何もやましい事はないが思わず三蔵の背後に一歩下がる。
「うるせぇ。煙草が切れたから買いに出ただけだ」
「わ、私は、...コマの散歩にっ...!」
「まぁまぁ。2人がこう言ってるんですから攻めないであげましょう。ところで何か欲しい物ありましたか?」
「......欲しい物......う、ううん!大丈夫だよ。ありがとう」
「遠慮せずに言ってくださいね」
八戒に上手く言い包められた気がーーー...
「ーーー三蔵一行...これは使えそうね...」
路地裏から眺める女性に誰も気づく事はなかった...