最大の敵は自分自身?
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しばらく歩き、それほど遠くない山道へ入り近くの大木に腰を下ろすーーー...
「......はぁー...ダメ、だな。私......」
不思議と怖いと思わなくて、
守りたい一心で向かって、
でも逆に迷惑かけてーーー...
「.........最低だ.........」
涙が途切れず頭を抱えた時、足元に見慣れた足元が見え顔を上げた。
「間抜けなツラだな」
「...余計なお世話デス...。ひとりにしてよっ......」
少しキツめ言うも、三蔵は気にする事なく名前の隣に腰を下ろし煙草の紫煙を燻らせる。
「ひとりにしてって言ってるのに...!なんで座るのよっ...」
「俺が座ろうが勝手だろ」
「何それっ......」
「............悪かった」
「え.........」
三蔵の小さな声の言葉に名前は瞬きをさせ、目を丸くして見つめるーーー。
「...人の顔ジロジロ見るんじゃねぇ」
「いやっ......だって、...まさか三蔵が私に謝るなんて......。これは幻聴!?」
「てめぇっ......さっきまで間抜けヅラしてただろーが」
いつの間にか名前の表情は和らぎ笑顔を見せると、三蔵はチッと舌打ちをして言葉を続けた。
「無理に戦う必要はねぇ。てめぇが死んだら、何のためにここに来たか分からねぇままだろーが。過去に守れなかったからだとか、気負う事はねぇんじゃねぇのか?過去がどうだろうと今は今だろ」
「.........話、...聞いてたの...?」
昨夜の話を踏まえた三蔵の言葉に名前は俯き手を握りしめて拳を作った。
「そっか...聞かれてたんだね、昨日の話......三蔵の言う通りかも。焦ってたんだと思う...家族を守れなかったから、私もみんなを守れるようにって...」
あはは、と笑う名前に三蔵が舌打ちをして煙草を地面に落とし、靴の裏で踏みつける。
「無理して笑うな。見てるこっちが胸糞悪ぃだろ」
「...っ...ごめん...」
不意に一度だけ頭に手を置かれ、すぐに離れると三蔵が立ち上がり先に歩いていく...
なんで、...
優しくするのーーー...
「...っ...!」
「さっさと行くぞ」
「......う、うん...」
急に、
優しく
しないでーーー...
「......はぁー...ダメ、だな。私......」
不思議と怖いと思わなくて、
守りたい一心で向かって、
でも逆に迷惑かけてーーー...
「.........最低だ.........」
涙が途切れず頭を抱えた時、足元に見慣れた足元が見え顔を上げた。
「間抜けなツラだな」
「...余計なお世話デス...。ひとりにしてよっ......」
少しキツめ言うも、三蔵は気にする事なく名前の隣に腰を下ろし煙草の紫煙を燻らせる。
「ひとりにしてって言ってるのに...!なんで座るのよっ...」
「俺が座ろうが勝手だろ」
「何それっ......」
「............悪かった」
「え.........」
三蔵の小さな声の言葉に名前は瞬きをさせ、目を丸くして見つめるーーー。
「...人の顔ジロジロ見るんじゃねぇ」
「いやっ......だって、...まさか三蔵が私に謝るなんて......。これは幻聴!?」
「てめぇっ......さっきまで間抜けヅラしてただろーが」
いつの間にか名前の表情は和らぎ笑顔を見せると、三蔵はチッと舌打ちをして言葉を続けた。
「無理に戦う必要はねぇ。てめぇが死んだら、何のためにここに来たか分からねぇままだろーが。過去に守れなかったからだとか、気負う事はねぇんじゃねぇのか?過去がどうだろうと今は今だろ」
「.........話、...聞いてたの...?」
昨夜の話を踏まえた三蔵の言葉に名前は俯き手を握りしめて拳を作った。
「そっか...聞かれてたんだね、昨日の話......三蔵の言う通りかも。焦ってたんだと思う...家族を守れなかったから、私もみんなを守れるようにって...」
あはは、と笑う名前に三蔵が舌打ちをして煙草を地面に落とし、靴の裏で踏みつける。
「無理して笑うな。見てるこっちが胸糞悪ぃだろ」
「...っ...ごめん...」
不意に一度だけ頭に手を置かれ、すぐに離れると三蔵が立ち上がり先に歩いていく...
なんで、...
優しくするのーーー...
「...っ...!」
「さっさと行くぞ」
「......う、うん...」
急に、
優しく
しないでーーー...