最大の敵は自分自身?
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「名前!!」
「名前さん!」
「......チッ!」
パァーン!
カキンッ......
銃声が響いて視界が暗くなったかと思えば誰かに抱きしめられ、剣が地面に落ちて名前も三蔵も地面へと叩きつけられていた。
「...っ...!」
「馬鹿かてめぇは!!無暗に出て来るんじゃねぇ!」
鋭い若紫色の瞳が刺さり、思わず目の前が涙で歪み堪えようとすると三蔵が名前の腕を引き守るように背後へと引っ張る。
「わっ......私も戦うっ......!」
「黙れ、厄介女。んな顔して守られたってなんも嬉しくねぇんだよ」
「......」
「......黙って守られてろ」
振り向かずに言う三蔵の背中はやはり悲しく見えて、必死で誰かを守ろうとするものに名前には映っていたーーー。
妖怪たちが倒れ、4人がそれぞれ安堵の表情を見せるが名前だけは俯き、拳を握りしめたままで。
「クゥーン...」
「......」
心配したのか、コマが名前の足元に擦り寄り少し寂しそうな声で鳴く。
「......ぁ、...コマ、ごめん。もう、...大丈夫だよ」
「...名前さん...」
「...ごめん、ごめん!三蔵もありがとう。また守られちゃったな...」
「名前...大丈夫っ...」
名前の肩を悟空が触れようとした時、振り返った瞳に微かに涙を浮かべて笑う表情が目に入り全員が眼を見張るーーー。
「あはは...大丈夫!みんな心配し過ぎだって。少し向こうで休んで来るねっ...」
「おい!名前っ...」
そう言って逃げるようにその場を離れる名前を見て、悟浄が眉を潜めて錫月杖を肩に担ぐ。
「...守れなかったのがよっぽど悔しかったのかもな」
「そうですね...昨夜の話を聞いてようやく納得できましたけどーーー」
「...って、話聞いてたのかよ!?」
「俺も聞いてた!...名前にあんな悲しい過去があったんだな...俺、何にも知らなかった」
「名前さん!」
「......チッ!」
パァーン!
カキンッ......
銃声が響いて視界が暗くなったかと思えば誰かに抱きしめられ、剣が地面に落ちて名前も三蔵も地面へと叩きつけられていた。
「...っ...!」
「馬鹿かてめぇは!!無暗に出て来るんじゃねぇ!」
鋭い若紫色の瞳が刺さり、思わず目の前が涙で歪み堪えようとすると三蔵が名前の腕を引き守るように背後へと引っ張る。
「わっ......私も戦うっ......!」
「黙れ、厄介女。んな顔して守られたってなんも嬉しくねぇんだよ」
「......」
「......黙って守られてろ」
振り向かずに言う三蔵の背中はやはり悲しく見えて、必死で誰かを守ろうとするものに名前には映っていたーーー。
妖怪たちが倒れ、4人がそれぞれ安堵の表情を見せるが名前だけは俯き、拳を握りしめたままで。
「クゥーン...」
「......」
心配したのか、コマが名前の足元に擦り寄り少し寂しそうな声で鳴く。
「......ぁ、...コマ、ごめん。もう、...大丈夫だよ」
「...名前さん...」
「...ごめん、ごめん!三蔵もありがとう。また守られちゃったな...」
「名前...大丈夫っ...」
名前の肩を悟空が触れようとした時、振り返った瞳に微かに涙を浮かべて笑う表情が目に入り全員が眼を見張るーーー。
「あはは...大丈夫!みんな心配し過ぎだって。少し向こうで休んで来るねっ...」
「おい!名前っ...」
そう言って逃げるようにその場を離れる名前を見て、悟浄が眉を潜めて錫月杖を肩に担ぐ。
「...守れなかったのがよっぽど悔しかったのかもな」
「そうですね...昨夜の話を聞いてようやく納得できましたけどーーー」
「...って、話聞いてたのかよ!?」
「俺も聞いてた!...名前にあんな悲しい過去があったんだな...俺、何にも知らなかった」