最大の敵は自分自身?
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ジープではギクシャクした空気ぐ流れ、名前はボーっと外の景色を眺めて終始、無言のままだった。
「あー!腹減ったぁ~...」
「地図によれば、次の村までもう少しですよ」
「二言目には"腹減ったー"だな。バカ猿はー」
「腹減ったんだから仕方ねーだろ!」
「今朝、腹一杯食っただろーが!」
いつもの喧嘩が始まるが、名前には届いておらず。
たまらず八戒が前を見据えながら声を掛けた。
「名前さん。大丈夫ですか?昨日の夜は結構冷えましたから」
「......え?あ、うん。大丈夫!焚き火の近くにいたから」
「それは良かったです」
背を向けていても名前が苦笑いを浮かべて話しをしているのがわかり、名前は再び外に視線を逸らすーーー。
「なんだ」
「いえ、何も。名前さん、朝から元気がないなと思って」
ニコッと嫌味に微笑む八戒に三蔵がチッと舌打ちをして、煙草の煙を深く吸い吐く。
「てめぇ...ワザとだろ?」
「さぁ。何のことでしょう」
刹那、ジープが急に止まり八戒たち4人が周りを警戒し始め、名前が首を傾げ問いかけた。
「......どうしたの?」
「囲まれちゃったね、コレ...」
「え?」
ちょうど林道を抜けた場所で見晴らしがよく、周りには隠れる場所はなく複数の妖怪たちがジリジリと距離を詰めるーーー...
「妖怪っ...?」
「名前ちゃんは下がってな」
「三蔵一行!大人しく経文を渡してもらおうか!!」
先に三蔵と名前以外の4人がジープを降りて、隣にいた悟浄が名前を守る形で前へでる。
しかし名前はそっと悟浄の裾を引き、同じく隣に立つと三蔵がチラリと視線を送った。
「名前ちゃん、危ねぇって言ったろ?」
「ううん。私も戦う」
目線を三蔵に向ければ、チッと舌打ちジープから立ち上がり銃を取り出す...
「勝手にやらせとけ。その札があればどうにか出来るだろ」
「札...?」
「...菩薩様から貰った御札。三蔵の経文まではいかないけど、それなりに力が発揮できるって...」
ーーーあのクソババア...
厄介なもん与えやがって...
「コマっ!!」
「ワン!」
コマが名前の元に来ると、ジープの周りを結界で囲うーーー。
刹那、1人の妖怪が剣を投げ込み、結界がそれを弾き返す。
「名前さんが結界を張ってくれてますし、今のうちに片付けましょうか」
「おう!腕がなるぜ!」
3人が前に出で名前も結界から出た瞬間、目の前に鋭い剣先が現れたーーー...
「あー!腹減ったぁ~...」
「地図によれば、次の村までもう少しですよ」
「二言目には"腹減ったー"だな。バカ猿はー」
「腹減ったんだから仕方ねーだろ!」
「今朝、腹一杯食っただろーが!」
いつもの喧嘩が始まるが、名前には届いておらず。
たまらず八戒が前を見据えながら声を掛けた。
「名前さん。大丈夫ですか?昨日の夜は結構冷えましたから」
「......え?あ、うん。大丈夫!焚き火の近くにいたから」
「それは良かったです」
背を向けていても名前が苦笑いを浮かべて話しをしているのがわかり、名前は再び外に視線を逸らすーーー。
「なんだ」
「いえ、何も。名前さん、朝から元気がないなと思って」
ニコッと嫌味に微笑む八戒に三蔵がチッと舌打ちをして、煙草の煙を深く吸い吐く。
「てめぇ...ワザとだろ?」
「さぁ。何のことでしょう」
刹那、ジープが急に止まり八戒たち4人が周りを警戒し始め、名前が首を傾げ問いかけた。
「......どうしたの?」
「囲まれちゃったね、コレ...」
「え?」
ちょうど林道を抜けた場所で見晴らしがよく、周りには隠れる場所はなく複数の妖怪たちがジリジリと距離を詰めるーーー...
「妖怪っ...?」
「名前ちゃんは下がってな」
「三蔵一行!大人しく経文を渡してもらおうか!!」
先に三蔵と名前以外の4人がジープを降りて、隣にいた悟浄が名前を守る形で前へでる。
しかし名前はそっと悟浄の裾を引き、同じく隣に立つと三蔵がチラリと視線を送った。
「名前ちゃん、危ねぇって言ったろ?」
「ううん。私も戦う」
目線を三蔵に向ければ、チッと舌打ちジープから立ち上がり銃を取り出す...
「勝手にやらせとけ。その札があればどうにか出来るだろ」
「札...?」
「...菩薩様から貰った御札。三蔵の経文まではいかないけど、それなりに力が発揮できるって...」
ーーーあのクソババア...
厄介なもん与えやがって...
「コマっ!!」
「ワン!」
コマが名前の元に来ると、ジープの周りを結界で囲うーーー。
刹那、1人の妖怪が剣を投げ込み、結界がそれを弾き返す。
「名前さんが結界を張ってくれてますし、今のうちに片付けましょうか」
「おう!腕がなるぜ!」
3人が前に出で名前も結界から出た瞬間、目の前に鋭い剣先が現れたーーー...