最大の敵は自分自身?
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大分、陽が落ち次の村までかなりの距離があるということで名前にとって初めて野宿をすることになったーーー。
「...流石に夜は冷えるね」
「そうですね。とにかく火を絶やさない事にしましょう」
名前が焚き火の前で身体を丸め八戒が薪を焚べる中、悟空と悟浄はいつもの言い争いをして三蔵はシリンダーに弾を込める。
それを横目に眺めて、寒さのせいか眠気が襲い膝に顔を埋めた。
「...ーーー三蔵がそんな事をするなんて珍しいですね」
微か遠くで聞こえる八戒の声と共に身体に暖かい物がかけられ微睡みの中、耳を傾けた。
会話に悟空が加わってないところを見れば、恐らく眠っているのだろう...
「風邪でも引かれたら後々面倒なだけだ」
「素直じゃないねー、三蔵サマは」
「黙れ」
近くから気配が消え、三蔵が名前から離れたと認識するーーー。
「...ーーー初めて来た時より、名前さんは大分打ち解けてきましたね」
「最初は結構、初々しかったもんなー」
「くだらん。ただの厄介女だ」
「またそうやって心許ない事を...」
「厄介でも必死で助けてんのはどこの誰だろうな~...」
ガチャリ
「ゴメンナサイ」
「俺はただ、あの厄介女に死なれたらクソババアに何されるかわかったもんじゃねぇと思っただけだ」
「そういう事にしておきましょうか」
「チッ...くだらん」
銃が降ろされる音が微かに聞こえると同時に名前はそのまま深い眠りについた...
真夜中、何気なく目が覚めて消えかけていた焚き火に薪を焚べて再び火を起こす。
...みんな眠ってる...。
目が覚めちゃったな。
パチパチと音を立てて燃え上がる火を見つめ、再び膝を抱えてオレンジ色の炎を見つめる。
「眠れないのか?」
「あ...悟浄。ごめんなさい。起こしちゃった?」
名前の隣に腰を下ろして胡座をかき、煙草に火をつけた。
「いーや。ちょうど一服したいと思ってたところだからさ」
「そっか...。...ねぇ、悟浄」
「んー?」
「悟浄たちは...妖怪、なの?」
「......!」
顔を覗き込むように見る名前に悟浄は一瞬、煙草を落としそうになるが何とか立て直す。
その名前の表情はいつもと変わらない。
「...こりゃ、ビックリしたな~...名前ちゃん、いつから気づいてたの?」
「初めて会った時は全然気づかなかったけど...、他の人とは少し違うっていうか...」
「少し違う、か...」
「ぁっ…ごめんなさい!そういう意味じゃっ...!」
慌てて悟浄に言うと苦笑いを浮かべて名前の頭にポンと手を乗せた。
「...流石に夜は冷えるね」
「そうですね。とにかく火を絶やさない事にしましょう」
名前が焚き火の前で身体を丸め八戒が薪を焚べる中、悟空と悟浄はいつもの言い争いをして三蔵はシリンダーに弾を込める。
それを横目に眺めて、寒さのせいか眠気が襲い膝に顔を埋めた。
「...ーーー三蔵がそんな事をするなんて珍しいですね」
微か遠くで聞こえる八戒の声と共に身体に暖かい物がかけられ微睡みの中、耳を傾けた。
会話に悟空が加わってないところを見れば、恐らく眠っているのだろう...
「風邪でも引かれたら後々面倒なだけだ」
「素直じゃないねー、三蔵サマは」
「黙れ」
近くから気配が消え、三蔵が名前から離れたと認識するーーー。
「...ーーー初めて来た時より、名前さんは大分打ち解けてきましたね」
「最初は結構、初々しかったもんなー」
「くだらん。ただの厄介女だ」
「またそうやって心許ない事を...」
「厄介でも必死で助けてんのはどこの誰だろうな~...」
ガチャリ
「ゴメンナサイ」
「俺はただ、あの厄介女に死なれたらクソババアに何されるかわかったもんじゃねぇと思っただけだ」
「そういう事にしておきましょうか」
「チッ...くだらん」
銃が降ろされる音が微かに聞こえると同時に名前はそのまま深い眠りについた...
真夜中、何気なく目が覚めて消えかけていた焚き火に薪を焚べて再び火を起こす。
...みんな眠ってる...。
目が覚めちゃったな。
パチパチと音を立てて燃え上がる火を見つめ、再び膝を抱えてオレンジ色の炎を見つめる。
「眠れないのか?」
「あ...悟浄。ごめんなさい。起こしちゃった?」
名前の隣に腰を下ろして胡座をかき、煙草に火をつけた。
「いーや。ちょうど一服したいと思ってたところだからさ」
「そっか...。...ねぇ、悟浄」
「んー?」
「悟浄たちは...妖怪、なの?」
「......!」
顔を覗き込むように見る名前に悟浄は一瞬、煙草を落としそうになるが何とか立て直す。
その名前の表情はいつもと変わらない。
「...こりゃ、ビックリしたな~...名前ちゃん、いつから気づいてたの?」
「初めて会った時は全然気づかなかったけど...、他の人とは少し違うっていうか...」
「少し違う、か...」
「ぁっ…ごめんなさい!そういう意味じゃっ...!」
慌てて悟浄に言うと苦笑いを浮かべて名前の頭にポンと手を乗せた。