想いを伝える為には花束が最適
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そう言えば...
なんでみんな彼岸花の事気にしてたのかな...
4人が寝静まったころ、ベッドに横になりながら考えるーーー。
静かに起き上がり、窓の外に目を向けるとまた誰かの視線を感じて覗き込んだ。
「おい」
「!......ひゃっ...」
突然声を掛けられ身体が跳ね上がり、声の主に目を向ければ三蔵が眉を潜め頭を掻いて呟く。
「チッ...てめぇさっきから何してんだ?」
「何でもないっ...少し眠れないだけだから!私の事は気にしないで、ドーゾ寝てクダサイ!」
「つーかなんでカタコトなんだよ...」
「あははっ...」
苦笑いを浮かべるが、三蔵は煙草に火をつけたと思えば立ち上がり、ドアへと向かう。
「コイツらが起きたら面倒だ。さっさと来い」
「え...?」
戸惑う名前を横目にさっさと部屋を出る三蔵に慌てて付いて行く。
もしかして安心させようとしてくれてる...?
部屋の外に出た瞬間、三蔵が急に立ち止まり名前は背中に鼻をぶつけその場にしゃがみ込んだ。
「...っ~~!」
立ち止まった三蔵の前を見ると、ドアの前に置かれた彼岸花の花束が置かれ、一瞬の寒気が襲う。
「なんで...彼岸花、が...」
「触るなと言っただろ!」
「!!」
また自分の意思とは反対に手を伸ばしていた腕を三蔵がすかさず掴んだ。
「...ーーーひとりで寂しいんでしょ?僕とおいでよ...」
不意に男の子の声が聞こえ、名前が後ずさりすると三蔵が銃口を向ける。
目の前に茶色の髪をした男の子が彼岸花に囲まれながら立ち尽くすーーー...
「寂しい、だと?」
「お兄さんもお姉さんも寂しいんでしょ?僕も最初寂しかったんだ...でも僕が2人の寂しい想いを食べてあげるよ...」
「うるせぇ。てめぇにとやかく言われる筋合いはねーんだよ」
「じゃ、お姉さんは分かってくれるよね?ずっと寂しかったよね?」
「...っ...」
「おい!」
ニヤっと笑う男の子の前で、グラっと視界が歪み、よろけたところを三蔵が腰に手を回し支えてる...
寂しいーーー...
2人がいなくなって寂しい...?
私、...ずっと、寂しかったのかなーーー...
「チッ...おい!しっかりしろ!」
「あはは...みんな眠ってるから、僕たち以外は誰も来ないよ」
『この神社のせいで俺の全てがめちゃくちゃだ!!』
ーーーやめて
『みんな殺してやるっ!』
ーーーいやっ...
ーーーやめてっ...お兄ちゃんっ...
バァンッ!!
ハッと気がついた時には銃声が響き、男の子の足元にある彼岸花の球根に打ち込まれる。
「ーーーさんぞっ...」
「バカ!しゃがめ!」
顔を上げた瞬間、彼岸花も球根も黒い灰となり消え去り、その場に男の子だけが倒れ込んでいた...
なんでみんな彼岸花の事気にしてたのかな...
4人が寝静まったころ、ベッドに横になりながら考えるーーー。
静かに起き上がり、窓の外に目を向けるとまた誰かの視線を感じて覗き込んだ。
「おい」
「!......ひゃっ...」
突然声を掛けられ身体が跳ね上がり、声の主に目を向ければ三蔵が眉を潜め頭を掻いて呟く。
「チッ...てめぇさっきから何してんだ?」
「何でもないっ...少し眠れないだけだから!私の事は気にしないで、ドーゾ寝てクダサイ!」
「つーかなんでカタコトなんだよ...」
「あははっ...」
苦笑いを浮かべるが、三蔵は煙草に火をつけたと思えば立ち上がり、ドアへと向かう。
「コイツらが起きたら面倒だ。さっさと来い」
「え...?」
戸惑う名前を横目にさっさと部屋を出る三蔵に慌てて付いて行く。
もしかして安心させようとしてくれてる...?
部屋の外に出た瞬間、三蔵が急に立ち止まり名前は背中に鼻をぶつけその場にしゃがみ込んだ。
「...っ~~!」
立ち止まった三蔵の前を見ると、ドアの前に置かれた彼岸花の花束が置かれ、一瞬の寒気が襲う。
「なんで...彼岸花、が...」
「触るなと言っただろ!」
「!!」
また自分の意思とは反対に手を伸ばしていた腕を三蔵がすかさず掴んだ。
「...ーーーひとりで寂しいんでしょ?僕とおいでよ...」
不意に男の子の声が聞こえ、名前が後ずさりすると三蔵が銃口を向ける。
目の前に茶色の髪をした男の子が彼岸花に囲まれながら立ち尽くすーーー...
「寂しい、だと?」
「お兄さんもお姉さんも寂しいんでしょ?僕も最初寂しかったんだ...でも僕が2人の寂しい想いを食べてあげるよ...」
「うるせぇ。てめぇにとやかく言われる筋合いはねーんだよ」
「じゃ、お姉さんは分かってくれるよね?ずっと寂しかったよね?」
「...っ...」
「おい!」
ニヤっと笑う男の子の前で、グラっと視界が歪み、よろけたところを三蔵が腰に手を回し支えてる...
寂しいーーー...
2人がいなくなって寂しい...?
私、...ずっと、寂しかったのかなーーー...
「チッ...おい!しっかりしろ!」
「あはは...みんな眠ってるから、僕たち以外は誰も来ないよ」
『この神社のせいで俺の全てがめちゃくちゃだ!!』
ーーーやめて
『みんな殺してやるっ!』
ーーーいやっ...
ーーーやめてっ...お兄ちゃんっ...
バァンッ!!
ハッと気がついた時には銃声が響き、男の子の足元にある彼岸花の球根に打ち込まれる。
「ーーーさんぞっ...」
「バカ!しゃがめ!」
顔を上げた瞬間、彼岸花も球根も黒い灰となり消え去り、その場に男の子だけが倒れ込んでいた...