ぶっきら棒にも程がある
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「悟空くん...外に出る前に、三蔵さんと少しだけ話がしたくて...」
「そっか。俺、八戒達とその間待ってるからな!」
部屋を出た時、突然の申し出にも関わらず知っていたかのように答え名前が目を丸くする。
そしてしばらくして、3人が1階のフロントまで行き、名前は大きく深呼吸をしてノックをした。
コンコン...
「誰だ?」
「ぁ...名前、です」
「......」
何も反応がないまま不意にドアが開き、メガネ姿に新聞を片手にした三蔵が見下ろす。
その姿に床に目線を落とし自分の足袋と草履が目に入った。
なんでだろ、...
怖いなんて思ってないのにーーー...
「さっさと用件を言え」
「あ、...あのっ...私のこと...嫌い、...ですか...?」
「......は?」
目が合うと一層、眉間に皺を寄せ若紫色の瞳が鋭く名前を射抜くーーー...
「い、いやっ...あの、...そういうつもりではっ...!」
「嫌いだと言ったらどうする」
「...え...」
「俺はただ厄介な女だと思ってるだけだ」
「...............へ?」
「間抜けな面だな。さっさと行け。昼寝の邪魔だ」
バタンッ!!
「...............」
言い終わるのと同時にドアを閉めて、名前はその場にポツンと立ちすくんだ...
え?何?
...どういう事?
............どっち......?
考えながら1階に行くとフロントで待っていた3人と顔を見合わせる。
「あ...お待たせしてすみません」
「いいえ。お話し出来ましたか?」
悟空以外の2人は話が伝わっていたようで。
と、いうか察しがついていたようで心配をしていた事がすぐにわかった。
「どうなんでしょう...」
「...とはどういう事ですか?」
「単刀直入に聞きすぎたといいますか......"私のこと嫌いですか"って聞いちゃって...」
「「「.........」」」
「...まぁ、それはなんといいますか...単刀直入過ぎますね...」
「はははっ。三蔵の顔見てみたかったぜ~」
「なぁ、三蔵はなんて言ってたんだ?」
悟浄が横で笑い転げ、八戒が苦笑いをする中、悟空だけが真面目な表情で名前の顔を覗き込む。
みんなもそうだが、悟空が一番に心配してくれていると気づいたから。
「最初、驚いてけど"厄介な女だと思ってるだけだ"と...それでドアを閉められて......怒って、ますよね?」
「怒ってなんかいませんよ」
「え?」
「元々ああいう性格なので怒っているように見えるだけです。少なからず、三蔵も名前さんのことを心配していましたから」
「そー、そー。あんまり考え込むと生臭坊主みたく眉間に皺が出来るぜ?」
悟浄がちょんと名前の眉間に人差し指を突いてすぐに離す。
眉間に手を当てれば悟空が安心させるかのようにいつものようにニカッと笑った。
みんなには隠せないな...。
悩んでた事がバカらしくなってきた。
三蔵さんの前でも素直になれるかなーーー...
「そっか。俺、八戒達とその間待ってるからな!」
部屋を出た時、突然の申し出にも関わらず知っていたかのように答え名前が目を丸くする。
そしてしばらくして、3人が1階のフロントまで行き、名前は大きく深呼吸をしてノックをした。
コンコン...
「誰だ?」
「ぁ...名前、です」
「......」
何も反応がないまま不意にドアが開き、メガネ姿に新聞を片手にした三蔵が見下ろす。
その姿に床に目線を落とし自分の足袋と草履が目に入った。
なんでだろ、...
怖いなんて思ってないのにーーー...
「さっさと用件を言え」
「あ、...あのっ...私のこと...嫌い、...ですか...?」
「......は?」
目が合うと一層、眉間に皺を寄せ若紫色の瞳が鋭く名前を射抜くーーー...
「い、いやっ...あの、...そういうつもりではっ...!」
「嫌いだと言ったらどうする」
「...え...」
「俺はただ厄介な女だと思ってるだけだ」
「...............へ?」
「間抜けな面だな。さっさと行け。昼寝の邪魔だ」
バタンッ!!
「...............」
言い終わるのと同時にドアを閉めて、名前はその場にポツンと立ちすくんだ...
え?何?
...どういう事?
............どっち......?
考えながら1階に行くとフロントで待っていた3人と顔を見合わせる。
「あ...お待たせしてすみません」
「いいえ。お話し出来ましたか?」
悟空以外の2人は話が伝わっていたようで。
と、いうか察しがついていたようで心配をしていた事がすぐにわかった。
「どうなんでしょう...」
「...とはどういう事ですか?」
「単刀直入に聞きすぎたといいますか......"私のこと嫌いですか"って聞いちゃって...」
「「「.........」」」
「...まぁ、それはなんといいますか...単刀直入過ぎますね...」
「はははっ。三蔵の顔見てみたかったぜ~」
「なぁ、三蔵はなんて言ってたんだ?」
悟浄が横で笑い転げ、八戒が苦笑いをする中、悟空だけが真面目な表情で名前の顔を覗き込む。
みんなもそうだが、悟空が一番に心配してくれていると気づいたから。
「最初、驚いてけど"厄介な女だと思ってるだけだ"と...それでドアを閉められて......怒って、ますよね?」
「怒ってなんかいませんよ」
「え?」
「元々ああいう性格なので怒っているように見えるだけです。少なからず、三蔵も名前さんのことを心配していましたから」
「そー、そー。あんまり考え込むと生臭坊主みたく眉間に皺が出来るぜ?」
悟浄がちょんと名前の眉間に人差し指を突いてすぐに離す。
眉間に手を当てれば悟空が安心させるかのようにいつものようにニカッと笑った。
みんなには隠せないな...。
悩んでた事がバカらしくなってきた。
三蔵さんの前でも素直になれるかなーーー...