ぶっきら棒にも程がある
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部屋へと入り、コマがベッドに乗り身体を丸める。
隣に腰を下ろしてコマの背中をそっと撫でた。
「ねぇ、コマ...私、嫌われてるのかな...」
「クゥーン...?」
あの時の事まだ怒ってる、とか?
確かに...あの時は勝手だったけど...
「...はぁ~......」
大きな溜息をつけば、タマが心配そうに名前の膝に乗り、お腹に顔をすり寄せた。
「心配してるの?...ありがとう、コマ」
「ワンっ!」
しばらくして5人で食事を済ませていると、悟空が満面の笑みでお腹をポンと抑え呟く。
「あー、お腹いっぱい!」
そう言って目の前には空になったお皿が積み重なり、その横で名前がチラリと見ながらフォークとナイフを置くーーー。
「ご馳走さまでした」
「名前ー、もう食わねぇのかー?」
「はい。もうお腹いっぱいなので」
「なぁ、なぁ!じゃ俺が食っていいか!?」
「う、うん...ドーゾ...」
ヤリィっ!と言いながら悟空がお皿を移動させ食べ始める。
「おい、猿!どんだけ食い意地はってんだてめぇは!」
「いいんです。本当にお腹いっぱいなので...」
「すみません、名前さん。悟空は食欲旺盛なんです」
苦笑いする八戒の隣で何も言わず煙草を吸う三蔵が気になり目線を追う。
一瞬、目が合い慌て目を逸らしてスッと立ち上がった。
「じ、じゃ私、...部屋に戻りますね」
逃げる様にその場を後にして部屋へと戻って行った...
その様子に悟浄が頬杖をついて呟く。
「あのさ、名前ちゃんなんか様子おかしくね?」
「確かに...長旅で疲れたんでしょうか」
「......」
「俺......名前のとこ行って来る!」
お腹を膨らませた悟空げ勢いよく手を挙げて瞬く間に二階へ上がった。
コンコン...
「...ーーーはい」
「名前~!一緒に村見て回ろうーぜ!!」
「え、...村、ですか?」
「おう!八戒に頼んで色々買ってもらおうぜ」
「......」
黙る名前に、悟空が隣に近づき不思議そうに覗き込むーーー...
ーーー心配かけちゃったかな...
「名前?」
「...ぁ、...ううん。私もこの服じゃダメだと思ってたので助かります」
「よっしゃ!じゃ行くかー!」
隣で背伸びをして前を見据えたまま悟空がポツリと呟く。
「...俺さ、...名前が慣れないってわかってんだ。誰だって突然知らない場所に来たらビックリするもんな...」
「悟空くん...」
「...でもさ、名前は1人じゃねーし、俺たちがいるから安心してくれよな!」
振り返りニカッと笑いかける悟空に少しだけ寂しく感じる。
なぜなら励ました言葉を発した後ろ姿が、悲しそうに見えたからーーー...
隣に腰を下ろしてコマの背中をそっと撫でた。
「ねぇ、コマ...私、嫌われてるのかな...」
「クゥーン...?」
あの時の事まだ怒ってる、とか?
確かに...あの時は勝手だったけど...
「...はぁ~......」
大きな溜息をつけば、タマが心配そうに名前の膝に乗り、お腹に顔をすり寄せた。
「心配してるの?...ありがとう、コマ」
「ワンっ!」
しばらくして5人で食事を済ませていると、悟空が満面の笑みでお腹をポンと抑え呟く。
「あー、お腹いっぱい!」
そう言って目の前には空になったお皿が積み重なり、その横で名前がチラリと見ながらフォークとナイフを置くーーー。
「ご馳走さまでした」
「名前ー、もう食わねぇのかー?」
「はい。もうお腹いっぱいなので」
「なぁ、なぁ!じゃ俺が食っていいか!?」
「う、うん...ドーゾ...」
ヤリィっ!と言いながら悟空がお皿を移動させ食べ始める。
「おい、猿!どんだけ食い意地はってんだてめぇは!」
「いいんです。本当にお腹いっぱいなので...」
「すみません、名前さん。悟空は食欲旺盛なんです」
苦笑いする八戒の隣で何も言わず煙草を吸う三蔵が気になり目線を追う。
一瞬、目が合い慌て目を逸らしてスッと立ち上がった。
「じ、じゃ私、...部屋に戻りますね」
逃げる様にその場を後にして部屋へと戻って行った...
その様子に悟浄が頬杖をついて呟く。
「あのさ、名前ちゃんなんか様子おかしくね?」
「確かに...長旅で疲れたんでしょうか」
「......」
「俺......名前のとこ行って来る!」
お腹を膨らませた悟空げ勢いよく手を挙げて瞬く間に二階へ上がった。
コンコン...
「...ーーーはい」
「名前~!一緒に村見て回ろうーぜ!!」
「え、...村、ですか?」
「おう!八戒に頼んで色々買ってもらおうぜ」
「......」
黙る名前に、悟空が隣に近づき不思議そうに覗き込むーーー...
ーーー心配かけちゃったかな...
「名前?」
「...ぁ、...ううん。私もこの服じゃダメだと思ってたので助かります」
「よっしゃ!じゃ行くかー!」
隣で背伸びをして前を見据えたまま悟空がポツリと呟く。
「...俺さ、...名前が慣れないってわかってんだ。誰だって突然知らない場所に来たらビックリするもんな...」
「悟空くん...」
「...でもさ、名前は1人じゃねーし、俺たちがいるから安心してくれよな!」
振り返りニカッと笑いかける悟空に少しだけ寂しく感じる。
なぜなら励ました言葉を発した後ろ姿が、悲しそうに見えたからーーー...