「名前ー、前いた世界ってどんなのだ？」
「んー。ここにいる世界とはあまり変わらないですけど、妖怪はいませんでしたよ」


ジープとコマが名前の膝に座り、悟浄が仰向けに寝そべり悟空は胡座をかき座り込む。


「へー。じゃ名前ちゃんみたいな美人さんがいっぱいいる訳だ」
「あははっ。美人さんは多いと思いますけど、私は違いますよ」
「悟浄は美人に目がないけどたまに外れるんだよなー」
「おい、猿。たまに外れるってどういう意味だコラ！まぁ、名前ちゃんが良ければ...」



ガチャリ



悟浄の後頭部に黒いオーラと三蔵の銃口が突きつけられ、悟浄とともに名前も顔が引きつるーーー。


「さっさと行くぞ。エロ河童」
「...んだよっ。名前ちゃんに何かしようものならこれだもんなぁ。ウチの大将さんはよ」
「くだらねぇ事言ってねーでさっさと乗れ」



三蔵さんは、...

優しいのか、私の事が嫌いなのか、

見ててよくわからないな...