ぶっきら棒にも程がある
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村から離れ、荒れ果てた荒野をジープが走るーーー。
悟浄と悟空の間に座り車に揺られていた。
「なぁ、なぁ。名前の犬、名前なんて言うんだ?」
「あ...そういえば決めてなかったです」
「そっかー。じゃ狛犬だからコマは!?」
「コマ...?」
「おい、猿。コマなんて在り来たりなんだよ。もっとマシなの考えろ」
「じゃ悟浄はなんかいい名前でも思いついたのかよ!?」
「コマって可愛い!!」
2人が言い争う中、名前は目を輝かせて2人に頷く。
「名前ちゃん、ホントにいいのかぁ?犬と猿は犬猿の仲だぜ?」
「俺は猿じゃねーぞ!」
「いいんです。可愛い名前つけてくれてありがとうございます」
ニコッと笑顔を向ければ悟空が自慢げな表情で鼻の下を指でこすった。
「僕もコマちゃんって名前は可愛いと思いますよ。ね、三蔵」
「なぜ俺に振る」
名前が前のめりに後ろ姿をチラリと覗き込み、三蔵が少し目線を後ろに配らせるとサッと視線を景色へと向けるーーー...
「チッ...言いたい事があるなら言え」
「......別になにも、ないです」
煙草の香りが鼻につき、八戒が流れる河川敷のそばにジープを止めて後ろを振り返った。
「次の村まで少しありますから、少し休憩しましょうか」
それぞれ河川敷へと降り、名前はみんなと少し離れた場所からジープが元の姿で水を飲んでいる隣でしゃがみ込み、それを眺めるーーー...
「コマ、お前も水飲みな」
「ワンっ!」
ジープの近くから名前の様子を眺めて八戒が三蔵に問う。
「名前さん、元気になって良かったですね」
「だから何で俺に言うんだ?」
「一番心配してたのは三蔵でしょう?」
「黙れ。どこをどう見てそうなる」
悟浄も悟空も名前の元へと行くと、微笑む八戒の表情が真面目に変わる。
「...名前さんに話すんですか?」
「何をだ」
「僕たちの目的と、...僕たち3人の事ですよ。少なくとも、名前さんは目的も知らずに一緒に旅をしている状況です。どのタイミングで知ってもおかしくありません」
「それはてめぇらのタイミングだろ。目的めてめぇらの事も話してーならてめぇらで話せばいい」
「はぁ、...また他人任せですか」
「黙れ」
ーーー''牛魔王蘇生実験"...
今は知らなくてもいいと思うが...
悟浄と悟空の間に座り車に揺られていた。
「なぁ、なぁ。名前の犬、名前なんて言うんだ?」
「あ...そういえば決めてなかったです」
「そっかー。じゃ狛犬だからコマは!?」
「コマ...?」
「おい、猿。コマなんて在り来たりなんだよ。もっとマシなの考えろ」
「じゃ悟浄はなんかいい名前でも思いついたのかよ!?」
「コマって可愛い!!」
2人が言い争う中、名前は目を輝かせて2人に頷く。
「名前ちゃん、ホントにいいのかぁ?犬と猿は犬猿の仲だぜ?」
「俺は猿じゃねーぞ!」
「いいんです。可愛い名前つけてくれてありがとうございます」
ニコッと笑顔を向ければ悟空が自慢げな表情で鼻の下を指でこすった。
「僕もコマちゃんって名前は可愛いと思いますよ。ね、三蔵」
「なぜ俺に振る」
名前が前のめりに後ろ姿をチラリと覗き込み、三蔵が少し目線を後ろに配らせるとサッと視線を景色へと向けるーーー...
「チッ...言いたい事があるなら言え」
「......別になにも、ないです」
煙草の香りが鼻につき、八戒が流れる河川敷のそばにジープを止めて後ろを振り返った。
「次の村まで少しありますから、少し休憩しましょうか」
それぞれ河川敷へと降り、名前はみんなと少し離れた場所からジープが元の姿で水を飲んでいる隣でしゃがみ込み、それを眺めるーーー...
「コマ、お前も水飲みな」
「ワンっ!」
ジープの近くから名前の様子を眺めて八戒が三蔵に問う。
「名前さん、元気になって良かったですね」
「だから何で俺に言うんだ?」
「一番心配してたのは三蔵でしょう?」
「黙れ。どこをどう見てそうなる」
悟浄も悟空も名前の元へと行くと、微笑む八戒の表情が真面目に変わる。
「...名前さんに話すんですか?」
「何をだ」
「僕たちの目的と、...僕たち3人の事ですよ。少なくとも、名前さんは目的も知らずに一緒に旅をしている状況です。どのタイミングで知ってもおかしくありません」
「それはてめぇらのタイミングだろ。目的めてめぇらの事も話してーならてめぇらで話せばいい」
「はぁ、...また他人任せですか」
「黙れ」
ーーー''牛魔王蘇生実験"...
今は知らなくてもいいと思うが...