【GL】Fox Maiden-狐巫女の洗礼-
数日後。
「花月ちゃーん!」
「桜月……苦しいです……」
あれから花月の世話係へと戻った桜月は一日中傍を離れることはなく。
花月もいつもの無表情に戻っていたが、桜月がいることで少しは安定を保っているようで力の暴走はそれ以来起こらなかった。
「だぁってー! やっと花月ちゃん独り占めできるんだもーん! これからはお風呂も、添い寝も、お着替えも! ぜーんぶあたしがやってあげるからね!」
「花月は一人でできます」
「あたしがしたいの!」
「むぅ……」
一人で出来ると言ってもあたしがやる!と言って聞かないようで、花月はもう好きにしてくださいと諦めた。
そういえば、鬼ごっこはどうなったんだろうと巫女からもらった水晶を手にし、少し力を注ぐと彼女たちの様子が映し出され桜月と一緒にどんな様子なのか見始める。
「この子たちはー?」
「花月が見張ってる人たちです。桜月たちはあの場にいなかったのですか?」
「ん? あの場?」
「今、巫女様のこの人たちとでとある賭けをした鬼ごっこをしている最中なのです。捕まえてきたら願い事を一つ、巫女様が叶えてくれるそうでみんな必死になって探してるですよ」
「えー! そんなの知らないよ! 今からでも間に合うかな!?」
「桜月はなにか願い事がありますか? 花月は桜月が傍にいてくれればそれでいいです」
「花月ちゃん……」
それでは満足できませんか?と小首を傾げて尋ねると桜月はそんなことないよー!と抱きしめてくる。
花月はあまり表情に出ないものの満更でもなさそうで。
「花月ちゃんは叶えたい願いとかないの?」
「花月は桜月と巫女様がいればそれでいいです。本当は葉月も傍にいてほしいですけど、あの新入りに取られました」
「仕方ないよ。風月ちゃんの武器弓だったから、葉月がつくしかないし」
「花月だって頑張れば弓くらい……」
「でも花月ちゃんにはあたしがいるじゃん! ね!」
「はい。桜月が花月を選んでくれてとても嬉しいです」
ありがとうございますと花月は桜月の頬にキスをすると水晶に映る彼女らに視線を戻した。
「案外しぶといですね……」
「花月ちゃんにちゅーされた……? あたし、今花月ちゃんに? ねぇ! 花月ちゃん!」
「なんですか? 」
「花月ちゃん、今あたしにちゅーしたよね!?」
「頬にはしましたが嫌ですか?」
「いやとかそういうのじゃないの! 違うよ!? ただ花月ちゃんがそういうことするの意外だなぁって」
照れ臭そうに笑っている桜月に花月は何を考えたのか水晶を窓際の机に置き彼女に向き直るとずいっと顔を近づけた。
「か、花月ちゃん?」
「桜月。花月はもう子供じゃないですよ」
そう言って花月は桜月の唇に自らの唇を重ねた。
突然のことに桜月は驚き身をひこうとするも花月に頭を抱き込まれそのまま畳へと押し倒されてしまう。
そのまま花月は桜月の柔らかな唇を割り、舌を滑り込ませると巫女にされたときのように彼女の口内を弄りながら空いているその手を柔らかな膨らみへと滑らせた。
「っ……は、ぁ、……っ、か、げつ、ちゃ、ん……?」
「桜月。花月を選んでくれてありがとう」
そう言い笑う花月の顔はとても子供とは思えないほど妖艶で。
桜月は彼女に組み敷かれたままその表情を見つめ動くことすら出来なかった。
花月はそんな彼女に再び口づけをし、そのまま首筋へと唇を落とすとまるで所有の証と言わんばかりに見えるところへ赤い痕をつけ、膨らみを撫でながら微笑みかけ後悔させませんからと桜月の体を弄り始めた。
「花月ちゃーん!」
「桜月……苦しいです……」
あれから花月の世話係へと戻った桜月は一日中傍を離れることはなく。
花月もいつもの無表情に戻っていたが、桜月がいることで少しは安定を保っているようで力の暴走はそれ以来起こらなかった。
「だぁってー! やっと花月ちゃん独り占めできるんだもーん! これからはお風呂も、添い寝も、お着替えも! ぜーんぶあたしがやってあげるからね!」
「花月は一人でできます」
「あたしがしたいの!」
「むぅ……」
一人で出来ると言ってもあたしがやる!と言って聞かないようで、花月はもう好きにしてくださいと諦めた。
そういえば、鬼ごっこはどうなったんだろうと巫女からもらった水晶を手にし、少し力を注ぐと彼女たちの様子が映し出され桜月と一緒にどんな様子なのか見始める。
「この子たちはー?」
「花月が見張ってる人たちです。桜月たちはあの場にいなかったのですか?」
「ん? あの場?」
「今、巫女様のこの人たちとでとある賭けをした鬼ごっこをしている最中なのです。捕まえてきたら願い事を一つ、巫女様が叶えてくれるそうでみんな必死になって探してるですよ」
「えー! そんなの知らないよ! 今からでも間に合うかな!?」
「桜月はなにか願い事がありますか? 花月は桜月が傍にいてくれればそれでいいです」
「花月ちゃん……」
それでは満足できませんか?と小首を傾げて尋ねると桜月はそんなことないよー!と抱きしめてくる。
花月はあまり表情に出ないものの満更でもなさそうで。
「花月ちゃんは叶えたい願いとかないの?」
「花月は桜月と巫女様がいればそれでいいです。本当は葉月も傍にいてほしいですけど、あの新入りに取られました」
「仕方ないよ。風月ちゃんの武器弓だったから、葉月がつくしかないし」
「花月だって頑張れば弓くらい……」
「でも花月ちゃんにはあたしがいるじゃん! ね!」
「はい。桜月が花月を選んでくれてとても嬉しいです」
ありがとうございますと花月は桜月の頬にキスをすると水晶に映る彼女らに視線を戻した。
「案外しぶといですね……」
「花月ちゃんにちゅーされた……? あたし、今花月ちゃんに? ねぇ! 花月ちゃん!」
「なんですか? 」
「花月ちゃん、今あたしにちゅーしたよね!?」
「頬にはしましたが嫌ですか?」
「いやとかそういうのじゃないの! 違うよ!? ただ花月ちゃんがそういうことするの意外だなぁって」
照れ臭そうに笑っている桜月に花月は何を考えたのか水晶を窓際の机に置き彼女に向き直るとずいっと顔を近づけた。
「か、花月ちゃん?」
「桜月。花月はもう子供じゃないですよ」
そう言って花月は桜月の唇に自らの唇を重ねた。
突然のことに桜月は驚き身をひこうとするも花月に頭を抱き込まれそのまま畳へと押し倒されてしまう。
そのまま花月は桜月の柔らかな唇を割り、舌を滑り込ませると巫女にされたときのように彼女の口内を弄りながら空いているその手を柔らかな膨らみへと滑らせた。
「っ……は、ぁ、……っ、か、げつ、ちゃ、ん……?」
「桜月。花月を選んでくれてありがとう」
そう言い笑う花月の顔はとても子供とは思えないほど妖艶で。
桜月は彼女に組み敷かれたままその表情を見つめ動くことすら出来なかった。
花月はそんな彼女に再び口づけをし、そのまま首筋へと唇を落とすとまるで所有の証と言わんばかりに見えるところへ赤い痕をつけ、膨らみを撫でながら微笑みかけ後悔させませんからと桜月の体を弄り始めた。