孤独な神官は幼鬼に絆される
それから何事もなく数日が過ぎ、今日は私のオフの日。
かと言って特に特別何かするわけでもないし、私は家から出るつもりはない。
「すまないな、エリシア」
「いえいえ! いつものことですから! 今日はラグナくんもいますし!」
「にあさん、ほんとにいかないんですか? 」
一緒に行きたいと言わんばかりに私を見上げるラグナにごめんと一言告げ顔をそらす。
この顔で街を歩きたくない。
帽子を被ったって、パーカーのフードを被ったって神官服並に隠せるわけじゃない。
だから私はいつもエリシアに買い出しを任せて家から一歩も出ることはない。
それをわかっているからエリシアはなにも言わず、自身もオフなのに私の我儘に付き合ってくれている。
「じゃあ適当にラグナくんのお洋服とその他諸々必要な物買ってきますね! ラヴィニア様は何かご入用のものあったりしますかー?」
「いや、私はいい。あ、いや待て、そうだな……。もし買ってこれたらビールだけ買ってきてほしい」
「はーい。それでは任務開始します!」
「ああ。すまないな、いつも」
「いえいえ! これもラヴィニア様にお仕事してもらうためですから! さ、ラグナくん、いこ!」
「はい……」
しゅっぱーつ!とエリシアに手を引かれラグナは名残惜しそうに家を離れていく。
私はそれを見送り姿が見えなくなると扉に鍵をかけベッドに戻ると寝る体勢に入った。
エリシアにはここの合鍵も渡してあるし、帰ってきたら適当にいい感じにしといてくれるだろう。
私は今日という日を寝て過ごす。
それがいつものオフの過ごし方。
今日も変わらないオフの日。
なんの邪魔も入らないでゆっくり眠ろうと目を閉じるとすぐに深い眠りへ落ちていった。
かと言って特に特別何かするわけでもないし、私は家から出るつもりはない。
「すまないな、エリシア」
「いえいえ! いつものことですから! 今日はラグナくんもいますし!」
「にあさん、ほんとにいかないんですか? 」
一緒に行きたいと言わんばかりに私を見上げるラグナにごめんと一言告げ顔をそらす。
この顔で街を歩きたくない。
帽子を被ったって、パーカーのフードを被ったって神官服並に隠せるわけじゃない。
だから私はいつもエリシアに買い出しを任せて家から一歩も出ることはない。
それをわかっているからエリシアはなにも言わず、自身もオフなのに私の我儘に付き合ってくれている。
「じゃあ適当にラグナくんのお洋服とその他諸々必要な物買ってきますね! ラヴィニア様は何かご入用のものあったりしますかー?」
「いや、私はいい。あ、いや待て、そうだな……。もし買ってこれたらビールだけ買ってきてほしい」
「はーい。それでは任務開始します!」
「ああ。すまないな、いつも」
「いえいえ! これもラヴィニア様にお仕事してもらうためですから! さ、ラグナくん、いこ!」
「はい……」
しゅっぱーつ!とエリシアに手を引かれラグナは名残惜しそうに家を離れていく。
私はそれを見送り姿が見えなくなると扉に鍵をかけベッドに戻ると寝る体勢に入った。
エリシアにはここの合鍵も渡してあるし、帰ってきたら適当にいい感じにしといてくれるだろう。
私は今日という日を寝て過ごす。
それがいつものオフの過ごし方。
今日も変わらないオフの日。
なんの邪魔も入らないでゆっくり眠ろうと目を閉じるとすぐに深い眠りへ落ちていった。