ありがとうございます!

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明石さんについてのお話です。会話文のみですがどうぞ。







「どないしはったんですか、主はん。いきなり自分を呼びつけるやなんて。珍しいこともありますわ」
「明石。実は……ずっとあんさんに尋ねたいことがあってん」
「……尋ねたいこと、ですか?」
「……自分、神戸弁やなくて京言葉やない? 本心がどこにあるかわからへんのがホンマに京都っぽいねんけど」
そんなことで自分を呼びはったんですか
「誉取った時のセリフ覚えてはる? ちょおっと聞かせてもろてもええやろか」
「……『えろうすんまへん。やる気ないのが売りなのに、活躍してしまいましたわ』」
「……なんか裏ありそうな物言いやなぁ。石切丸とかは素直やから、あんまり皮肉は言わはらへんイメージやねぇ」
「まぁ、自分は石切丸はんみたいにおもろないからなぁ」
「それはどう言う意味かな?」
「石切丸はんんんんんん待って! 待って! 行かんといてええぇぇ‼︎ 誤解です誤解‼︎」
「そや石切丸、抹茶チョコはどない?」
「ありがとう。それじゃあお言葉に甘えていただくよ」
「おおきに」
「……確かに、京都弁を話すといいながら"です"を"どす"と言わないのは大変興味深いですね」
「数珠丸さん!? いつの間に……!」
「さっきからいはったで? 気づいてないの石切丸はんだけとちゃいますのん」
「……偵察は苦手でね」
「今時、"です"を"どす"って言わはるんは舞妓さんくらいちゃう?」
「そうなのですね。私も兵庫県民ですので、そこまで京都には詳しくないのです。主、その抹茶チョコを頂戴してもよろしいでしょうか」
「どうぞどうぞ」
「その抹茶チョコ、明石のもんやったっけかなぁ」
「……結局、何の話をしていたんだったかな?」
「おもろい話ですわ」





–––
明石は性格のせいもあってか、誉とランクアップ時のセリフが、どうしても裏がありそうに見えてしまうのは管理人の気のせいでしょうか。
「やる気がないのが売りやのに〜」:「あんたらもっと結果出せるやろ?」
みたいな。

本音と建前って難しいですね。

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