賭け【柳宿ver.】
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ねェ、もう一回勝負しましょうよ」
机に肘をつき腕を差し出してきた柳宿(イメージイラスト:腕相撲)に、眉を寄せて怪訝な表情を浮かべた。
「なによその顔」
「だって……何か賭ける気でしょ」
「正解♪」
ニヤッと笑うその顔にさらに眉を寄せる。
「ずるいよ。柳宿の勝ちに決まってるもん」
「あら、そんなのやってみないと分かんないでしょ?」
有無を言わせない雰囲気でオウム返しされてしまい、言い返す言葉もなく、渋々とその手を握った。
「もしあたしが勝ったらぁ……あんたの気持ちが聞きたいわ。ちゃんと」
「え」
「あたしのコトどー思ってンのか、ね♡『彼女にして』だけじゃ、物足りないもの」
悪い笑みを浮かべながらじぃっと見つめてくる柳宿に、思わずゴクリと唾を飲み込んだ。
「ま、負けたら?」
「負けたら……そうねェ…。じゃ、何でも言うこと聞いてあげるわ」
「何でも?ほんとに?」
「もちろん♪」
「じゃあ、あの……えっと……その…」
「ふふ、なぁに?」
「柳宿に、ぎゅって抱き締めて貰いたい…」
「…」
なんてね、と冗談めかして言ったつもりだったが、照れて顔が熱くなってしまった。
視線を前へと戻すと、入れ替わるように下を向いてしまった柳宿。顔を隠すように額に手を当てている。
ドクドクとうるさい鼓動を落ち着かせるようにふぅと息を吐き、先程より少し力の抜けている彼の右手を、気合を入れてキュッと握り直した。
•*¨*•.¸¸☆*・゚
( ´・ω) (´・ω・) (・ω・`) (ω・` )ヒソヒソ
翼「またやってんでアイツら」
張「柳宿さん、耳が赤くなってますね」
鬼「ちぇっ、見せつけてくれるよなー」
星「仲が良くて微笑ましいではないか」
軫「二人とも幸せそうだな」
翼「あ!?なんやあの二人、デキとんのか!?」
鬼「あの柳宿を倒したんだぜ?つまりそういうことだろ」
張「翼宿さん、気付いていなかったんですか?」
井「あの様子を見て気付かないのは翼宿くらいのものなのだ…」