賭け【柳宿ver.】
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ねぇ、やろ」
机に肘をつき、向かいに座っている柳宿にずいっと手を差し出した。
「……あんた、あたしに勝てるとでも思ってンの?」
「可能性はあるかも」
「あのねェ、男100人がかりでも無理よ。このあたしに腕相撲で勝とうなんて」
「そんなのやってみないと分かんないでしょ?」
「……まぁ、いいけど」
やれやれという感じながらも同じ様に肘をつき差し出した手を握ってくれる柳宿。その手をギュッと握り返した。
「もし私が勝ったら」
「フッ、なによ。無謀にも賭けする気?だからぁ、アンタがあたしに勝てるわけ…」
「彼女にして」
「はっ?」
予想外の言葉にポカンと間の抜けた顔になる柳宿。
その大きな瞳を真剣にじっと見つめる。
冗談じゃないと伝わるように。
「もし私が負けたら」
「……負けたら?」
「他の…他の男の人を、好きになるよう努力する」
「……」
どちらのものか、少し汗ばんできた手をもう一度ギュッと強く握り直した。
逃がさないと、本気だと、伝わるように。
•*¨*•.¸¸☆*・゚
( ´・ω) (´・ω・) (・ω・`) (ω・` )ヒソヒソ…
翼「さっきから何しとんねんあの二人」
張「腕相撲…だと思いますが」
星「それにしては随分時間がかかっているな…」
鬼「いつまであーしてる気なんだ?あいつら」
井「固まってるのだ」
軫「柳宿の方がな…」
1/5ページ