52.仕置きと罰
夢主名前設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
屯所では斎藤と沖田が一旦戻って互いの情報の交換を終え、再び屯所を出ようとしていた。
そこへ土方から伝令を受けた山崎が姿を見せた。
「お待ち下さい、沖田さん、斎藤さん」
「山崎さん!」
慌てていた二人だが、山崎の出現に事態の進展を察知した。
落ち着きを取り戻して話を聞く体勢を整える。
「安心してください、夢主さんは無事に見つかり、今は副長が保護しています」
「土方さんが……良かった……」
沖田はほっと息を吐いて胸を撫でおろした。
「俺達も向かうぞ。どこだ」
体を屯所の入り口に向けて急ぐ素振りを見せる斎藤だが、山崎は二人を引き止めて続けた。
「お待ち下さい、土方さんからの伝言があります」
「伝言とは何だ」
「早く聞かせて下さい!」
斎藤は呼び止められ体を山崎に向け直し、怪訝な面持ちを見せた。
沖田は一刻も早くと伝えてくださいと迫った。
「まぁ、落ち着いてください。伝言は次の通りです。沖田、斎藤の両名は夢主に対する責任を果たさなかった。よって、次の指示があるまで自室にて待機せよ」
山崎の言葉に斎藤と沖田は目を見開いた。
「責任だと」
「謹慎……という事ですか」
二人の確認に山崎は頷いて、更に話を続けた。
「尚、夢主は仕置きを施してから連れ帰る為、俺が預かる……だ、そうです」
「何っ」
「しっ、仕置きって、山崎さん!!」
二人の血の気が一気に引いていった。
土方が行う仕置きとは何なのか、暴力的な仕置きなのか恥辱的な仕置きなのか、どちらにしろ手をこまねいてはいられない。
「行きましょう、斎藤さん!」
「あぁ」
「お待ち下さいっ!!お二人が副長の命に背けば、夢主さんにも更に責任を取らせる事になる。副長はそうおっしゃいました!ここは大人しくお待ち下さい」
「何だと」
「責任って」
斎藤も沖田も、土方が常々行う責任の取らせ方と言えば、切腹しか思い浮かばなかった。
まさか女の夢主にそんな方法を取るとは思えないが、仕置き以上の何かしら良くない事が起きてしまう。
それを考えると大人しく部屋に戻るしかなかった。
「ちっ……土方さんらしい……何か企んでいるな」
「待つしか……無いようですね……」
山崎が小さく頭を下げると、眉間に皺を寄せた二人は渋々部屋へ戻っていった。
そこへ土方から伝令を受けた山崎が姿を見せた。
「お待ち下さい、沖田さん、斎藤さん」
「山崎さん!」
慌てていた二人だが、山崎の出現に事態の進展を察知した。
落ち着きを取り戻して話を聞く体勢を整える。
「安心してください、夢主さんは無事に見つかり、今は副長が保護しています」
「土方さんが……良かった……」
沖田はほっと息を吐いて胸を撫でおろした。
「俺達も向かうぞ。どこだ」
体を屯所の入り口に向けて急ぐ素振りを見せる斎藤だが、山崎は二人を引き止めて続けた。
「お待ち下さい、土方さんからの伝言があります」
「伝言とは何だ」
「早く聞かせて下さい!」
斎藤は呼び止められ体を山崎に向け直し、怪訝な面持ちを見せた。
沖田は一刻も早くと伝えてくださいと迫った。
「まぁ、落ち着いてください。伝言は次の通りです。沖田、斎藤の両名は夢主に対する責任を果たさなかった。よって、次の指示があるまで自室にて待機せよ」
山崎の言葉に斎藤と沖田は目を見開いた。
「責任だと」
「謹慎……という事ですか」
二人の確認に山崎は頷いて、更に話を続けた。
「尚、夢主は仕置きを施してから連れ帰る為、俺が預かる……だ、そうです」
「何っ」
「しっ、仕置きって、山崎さん!!」
二人の血の気が一気に引いていった。
土方が行う仕置きとは何なのか、暴力的な仕置きなのか恥辱的な仕置きなのか、どちらにしろ手をこまねいてはいられない。
「行きましょう、斎藤さん!」
「あぁ」
「お待ち下さいっ!!お二人が副長の命に背けば、夢主さんにも更に責任を取らせる事になる。副長はそうおっしゃいました!ここは大人しくお待ち下さい」
「何だと」
「責任って」
斎藤も沖田も、土方が常々行う責任の取らせ方と言えば、切腹しか思い浮かばなかった。
まさか女の夢主にそんな方法を取るとは思えないが、仕置き以上の何かしら良くない事が起きてしまう。
それを考えると大人しく部屋に戻るしかなかった。
「ちっ……土方さんらしい……何か企んでいるな」
「待つしか……無いようですね……」
山崎が小さく頭を下げると、眉間に皺を寄せた二人は渋々部屋へ戻っていった。