47.どこへたって
夢主名前設定
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「もうっ!沖田さん!」
「あはははっ、ごめんなさい!驚かせるつもりは無かったんですよ、お座敷でなんか気になっちゃって」
自分が服を探しているとは伝えていないが、斎藤は既に気付いているようだ。
沖田や他の連中には知らせるなと言いたいのを察した。
夢主が部屋に入ると沖田も続いて中に入り、話を聞こうとしている。増々話がし難くなってしまった。
「あの……」
とりあえずでも服の所在を知りたい。
話に耳を傾ける沖田をちらちらと横目に、それとなく斎藤に訊いた。
「あの、探し物をしているんですけど……斎藤さんが片付けて下さったのですか」
「……あぁ」
斎藤も沖田の事を一瞥して返事をした。
「そうですか……ありがとうございます。それで……斎藤さんのお荷物に入っているんですか、私の所に見当たらなかったので……」
「いや」
「えっ、では……どちらに……」
「その話はまた」
斎藤はお前が邪魔だと言わんばかりに沖田の姿を目に捉えて言ってしまった。
大事な自分の証がどこにあるのか分からず、夢主は不安を感じた。
「えー気になりますねぇ!何を探してるんですか。斎藤さんが持っているんですか、夢主ちゃんの……大事な、ものを……」
沖田は意味ありげにずいっと近付き、斎藤を責めて睨みつけている。
「フン、君には関係ない話だ。早く自分の部屋に戻れ」
「えぇ~……」
沖田は夢主に助けを求めて目線を移すが、俯いて浮かない顔をしている。
どうやら自分の相手をしてくれる気はなさそうだ。悟った沖田は腰を上げた。
「やれやれ、教えてくれないんですね、仕方が無いなぁ。でも困ってるなら相談に来てくださいね夢主ちゃん。僕が一緒に探してあげますよ」
「はっ……はい。ありがとうございます……」
沖田はにっこり首を傾げて励まし、部屋を出て行った。
「あはははっ、ごめんなさい!驚かせるつもりは無かったんですよ、お座敷でなんか気になっちゃって」
自分が服を探しているとは伝えていないが、斎藤は既に気付いているようだ。
沖田や他の連中には知らせるなと言いたいのを察した。
夢主が部屋に入ると沖田も続いて中に入り、話を聞こうとしている。増々話がし難くなってしまった。
「あの……」
とりあえずでも服の所在を知りたい。
話に耳を傾ける沖田をちらちらと横目に、それとなく斎藤に訊いた。
「あの、探し物をしているんですけど……斎藤さんが片付けて下さったのですか」
「……あぁ」
斎藤も沖田の事を一瞥して返事をした。
「そうですか……ありがとうございます。それで……斎藤さんのお荷物に入っているんですか、私の所に見当たらなかったので……」
「いや」
「えっ、では……どちらに……」
「その話はまた」
斎藤はお前が邪魔だと言わんばかりに沖田の姿を目に捉えて言ってしまった。
大事な自分の証がどこにあるのか分からず、夢主は不安を感じた。
「えー気になりますねぇ!何を探してるんですか。斎藤さんが持っているんですか、夢主ちゃんの……大事な、ものを……」
沖田は意味ありげにずいっと近付き、斎藤を責めて睨みつけている。
「フン、君には関係ない話だ。早く自分の部屋に戻れ」
「えぇ~……」
沖田は夢主に助けを求めて目線を移すが、俯いて浮かない顔をしている。
どうやら自分の相手をしてくれる気はなさそうだ。悟った沖田は腰を上げた。
「やれやれ、教えてくれないんですね、仕方が無いなぁ。でも困ってるなら相談に来てくださいね夢主ちゃん。僕が一緒に探してあげますよ」
「はっ……はい。ありがとうございます……」
沖田はにっこり首を傾げて励まし、部屋を出て行った。