42.夢の続き
夢主名前設定
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「はぃ……なんだか大坂から戻ってからの沖田さんの様子が違っているので……気のせいでしょうか」
「あはははっ、何も無いですよ!ただ離れているうちに恋しくなっちゃったのかな、ごめんね本当に。もうしないよ……」
もう自分から触れないよ……そう言わせているようで夢主は切なくなった。
沖田の気持ちは充分知っているが、応じてあげられないのが苦しい。
「つ……辛い事があった時は……」
「ん?」
「沖田さんに辛い事があった時は、私がよしよしって、してあげますねっ」
思い切って伝えた夢主が絞り出した言葉。
沖田は懸命に自分を励ます言葉を考えてくれた夢主が愛おしくて仕方なかった。
「あははははっ、ありがとう!夢主ちゃんはやっぱり優しいな。僕、大好きです、そんな夢主ちゃんが」
沖田は夢主を覗き込んで大きく笑った。
こんなに健気で愛おしい大好きなヒトを、強く抱きしめて守らずにはいられない。ただ抱きしめるだけでいい、他に何も望まない。
それでも、たったそれだけでも怯えさせてしまうなら……
大好きな人の為にこの熱を奥に閉まっておくのも悪くはないかな……
沖田は優しい瞳で微笑んだ。
「それでも諦めるつもりはありませんので、覚悟してね」
「は……はぃっ」
「でも、たまには手を握るくらいはいいかな。僕だってたまには夢主ちゃんに触れたいですよ」
いつもの明るい冗談口調で沖田は言った。
「えぇっと……」
「抱きしめてもいいですか?」
「そ、それはっ……」
それは駄目ですと夢主は沖田に両手を向けた。
にこにこと断られる事を承知で待つ沖田はどこか楽しそうだ。
「じゃぁ手を握らせてくださいね!」
沖田の勢いに気圧されて、真っ赤な顔で思わず頷いてしまった。
その反応には沖田も少し驚いた。
「そ、それから、あの、お手紙……あれ、恋文じゃありませんから……」
夢主は思い出したように沖田に告げた。恥ずかしい誤解を解いておきたかった。
「あはははっ、もしかしてずっと気にしていたの?大丈夫だよ、思っていませんよ。ただちょっと可愛いなって思いましたけどね」
にこりと顔を覗いて笑う沖田は、いつもの温かい優しい笑顔だった。
「あはははっ、何も無いですよ!ただ離れているうちに恋しくなっちゃったのかな、ごめんね本当に。もうしないよ……」
もう自分から触れないよ……そう言わせているようで夢主は切なくなった。
沖田の気持ちは充分知っているが、応じてあげられないのが苦しい。
「つ……辛い事があった時は……」
「ん?」
「沖田さんに辛い事があった時は、私がよしよしって、してあげますねっ」
思い切って伝えた夢主が絞り出した言葉。
沖田は懸命に自分を励ます言葉を考えてくれた夢主が愛おしくて仕方なかった。
「あははははっ、ありがとう!夢主ちゃんはやっぱり優しいな。僕、大好きです、そんな夢主ちゃんが」
沖田は夢主を覗き込んで大きく笑った。
こんなに健気で愛おしい大好きなヒトを、強く抱きしめて守らずにはいられない。ただ抱きしめるだけでいい、他に何も望まない。
それでも、たったそれだけでも怯えさせてしまうなら……
大好きな人の為にこの熱を奥に閉まっておくのも悪くはないかな……
沖田は優しい瞳で微笑んだ。
「それでも諦めるつもりはありませんので、覚悟してね」
「は……はぃっ」
「でも、たまには手を握るくらいはいいかな。僕だってたまには夢主ちゃんに触れたいですよ」
いつもの明るい冗談口調で沖田は言った。
「えぇっと……」
「抱きしめてもいいですか?」
「そ、それはっ……」
それは駄目ですと夢主は沖田に両手を向けた。
にこにこと断られる事を承知で待つ沖田はどこか楽しそうだ。
「じゃぁ手を握らせてくださいね!」
沖田の勢いに気圧されて、真っ赤な顔で思わず頷いてしまった。
その反応には沖田も少し驚いた。
「そ、それから、あの、お手紙……あれ、恋文じゃありませんから……」
夢主は思い出したように沖田に告げた。恥ずかしい誤解を解いておきたかった。
「あはははっ、もしかしてずっと気にしていたの?大丈夫だよ、思っていませんよ。ただちょっと可愛いなって思いましたけどね」
にこりと顔を覗いて笑う沖田は、いつもの温かい優しい笑顔だった。