40.小さな変わり
夢主名前設定
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「なぁ、何があったんだ」
「酷い事されなかったか」
「大丈夫?辛くない?」
部屋の外から立て続けに質問を受けた夢主は皆の顔を見て固まった。
「あ、ぁの……」
気まずそうに夢主は立ち上がろうした。顔が赤い。
「どうしたの夢主ちゃん、大丈夫?」
ずっと寝ていたせいか立ち上がった瞬間よろめき、傍にいた沖田が支えた。
「す、すみませんっ……ぁの、ちょっと……」
もじもじ言いながら言うと再び一人で立ち、斎藤に会釈をして部屋の入り口を出た。
「みなさん、すみません……っ」
皆に頭を下げると夢主は頼りない足取りで歩いて行った。
外にいた三人は廊下を行く背中を不思議そうに見送った。
「どうしたんだ……夢主」
「随分ふらついてるけど大丈夫か……」
「どこ行くのかな……ついて行ったほうが……良くないか」
原田も永倉も藤堂も、夢主の行方に目を凝らした。
「ククッ……」
斎藤が一人笑いを噛み殺した時、反対から土方がやって来た。
武具は既に外し着替えまで済ませている。
「おい、夢主はどうした」
部屋の中に夢主の姿が無く、土方は集まった面々に訊いた。
「さぁて……」
「ククッ」
沖田が返事をしようとした時、斎藤が再び笑い、夢主が立ち去った理由を説明した。
「厠でしょうよ、ずっと寝ていたのだから仕方が無い。顔が赤かったのは素直に恥ずかしかったんでしょう」
斎藤は面白そうに言い、理由が分からず夢主の背中を眺めた三人を見た。
先程の赤らんだ顔を思い出して、原田達まで赤面してしまった。
「な、成る程な……」
「そりゃぁ、もじもじする訳だ……」
「言えないよね……あはっ……」
沖田も苦笑いだ。
土方もそんな理由と知らずに訊ねた自分に、ばつが悪そうに眉をしかめた。
「って、お前らそんな格好のまま何やってんだ。さっさと片付けて来い!お前らが集まった所で、よってたかって夢主を質問攻めにするのが落ちだろう!後でゆっくり時間取ってやるから今はあっち行ってろ!」
「ちぇ~~っ」
「はいよ、副長」
「いいじゃねぇか別によぉ」
話を逸らす為に突然注意された三人。
腰に手を当ててたり頭の後ろに手を組んだり、それぞれ反応を示して、あからさまな態度で部屋を立ち去った。
「酷い事されなかったか」
「大丈夫?辛くない?」
部屋の外から立て続けに質問を受けた夢主は皆の顔を見て固まった。
「あ、ぁの……」
気まずそうに夢主は立ち上がろうした。顔が赤い。
「どうしたの夢主ちゃん、大丈夫?」
ずっと寝ていたせいか立ち上がった瞬間よろめき、傍にいた沖田が支えた。
「す、すみませんっ……ぁの、ちょっと……」
もじもじ言いながら言うと再び一人で立ち、斎藤に会釈をして部屋の入り口を出た。
「みなさん、すみません……っ」
皆に頭を下げると夢主は頼りない足取りで歩いて行った。
外にいた三人は廊下を行く背中を不思議そうに見送った。
「どうしたんだ……夢主」
「随分ふらついてるけど大丈夫か……」
「どこ行くのかな……ついて行ったほうが……良くないか」
原田も永倉も藤堂も、夢主の行方に目を凝らした。
「ククッ……」
斎藤が一人笑いを噛み殺した時、反対から土方がやって来た。
武具は既に外し着替えまで済ませている。
「おい、夢主はどうした」
部屋の中に夢主の姿が無く、土方は集まった面々に訊いた。
「さぁて……」
「ククッ」
沖田が返事をしようとした時、斎藤が再び笑い、夢主が立ち去った理由を説明した。
「厠でしょうよ、ずっと寝ていたのだから仕方が無い。顔が赤かったのは素直に恥ずかしかったんでしょう」
斎藤は面白そうに言い、理由が分からず夢主の背中を眺めた三人を見た。
先程の赤らんだ顔を思い出して、原田達まで赤面してしまった。
「な、成る程な……」
「そりゃぁ、もじもじする訳だ……」
「言えないよね……あはっ……」
沖田も苦笑いだ。
土方もそんな理由と知らずに訊ねた自分に、ばつが悪そうに眉をしかめた。
「って、お前らそんな格好のまま何やってんだ。さっさと片付けて来い!お前らが集まった所で、よってたかって夢主を質問攻めにするのが落ちだろう!後でゆっくり時間取ってやるから今はあっち行ってろ!」
「ちぇ~~っ」
「はいよ、副長」
「いいじゃねぇか別によぉ」
話を逸らす為に突然注意された三人。
腰に手を当ててたり頭の後ろに手を組んだり、それぞれ反応を示して、あからさまな態度で部屋を立ち去った。