28.おもしろき、雪遊び
夢主名前設定
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沖田と共に着流し姿の斎藤がいた。
見慣れぬ夢主の稽古着姿にも表情を変えない。
「すみません、お待たせしました」
「沖田さん……えっ、いぇっあの、斎藤さんも……」
稽古着姿より恥ずかしいのが木刀を握る姿だ。
剣の達人が集まるこの場所で、下手くそな自分に自信が無い。
それに命を掛けて刀を振る者達にとってはこんな稽古はお遊び。斎藤には気持ち良いものでは無いかもしれない。
「いてはまずいか」
戸惑いと恥ずかしさで気後れしている夢主に、気にするなと言わんばかりの顔を見せた。フッと悪ぶった笑みは何も言い換えす隙を与えない。
「いぇ……大丈夫です」
それでも恥ずかしい夢主は、どうして斎藤を連れてきたのか、訴えるように沖田を見た。
沖田は意味ありげにニコリと微笑み、先程より少しだけ離れて向かいに立った。
「斎藤さん、お願いします」
「あぁ」
返事をした斎藤は夢主の背後に回り込み、手が届く程すぐ傍に立った。
「えっ……」
「夢主ちゃん、大丈夫。こっちを見て」
困惑して振り返る夢主だが沖田に呼び戻された。
沖田は既に構えている。
「夢主ちゃんも構えてください」
何をする気なのか、不安を感じつつ夢主もゆっくりと構えた。
「本気で……とはいきませんが、今から一本、夢主ちゃんに打ち込みます。真っ直ぐ打ち込むので、怖がらないで受けて下さい」
「ぇっ……」
「大丈夫、後ろで斎藤さんが支えてくれますから」
安心して下さいと微笑んでいる。
驚いて声が出ない夢主だが、沖田と斎藤を信じてやってみるしかない。
「大丈夫だ、沖田君が合わせてくれる。真っ直ぐそのまま構えていればいい」
斎藤も声を掛けてくれた。
不安を残したまま頷くと嫌でも体に力が入る。
夢主が構えたのを確認して沖田が呟いた。
「行きますよ……」
言ったその瞬間、沖田の手や足、体にも打ち込む為の力が入った。
「たあぁっ!!!」
「きゃぁぁっ」
見慣れぬ夢主の稽古着姿にも表情を変えない。
「すみません、お待たせしました」
「沖田さん……えっ、いぇっあの、斎藤さんも……」
稽古着姿より恥ずかしいのが木刀を握る姿だ。
剣の達人が集まるこの場所で、下手くそな自分に自信が無い。
それに命を掛けて刀を振る者達にとってはこんな稽古はお遊び。斎藤には気持ち良いものでは無いかもしれない。
「いてはまずいか」
戸惑いと恥ずかしさで気後れしている夢主に、気にするなと言わんばかりの顔を見せた。フッと悪ぶった笑みは何も言い換えす隙を与えない。
「いぇ……大丈夫です」
それでも恥ずかしい夢主は、どうして斎藤を連れてきたのか、訴えるように沖田を見た。
沖田は意味ありげにニコリと微笑み、先程より少しだけ離れて向かいに立った。
「斎藤さん、お願いします」
「あぁ」
返事をした斎藤は夢主の背後に回り込み、手が届く程すぐ傍に立った。
「えっ……」
「夢主ちゃん、大丈夫。こっちを見て」
困惑して振り返る夢主だが沖田に呼び戻された。
沖田は既に構えている。
「夢主ちゃんも構えてください」
何をする気なのか、不安を感じつつ夢主もゆっくりと構えた。
「本気で……とはいきませんが、今から一本、夢主ちゃんに打ち込みます。真っ直ぐ打ち込むので、怖がらないで受けて下さい」
「ぇっ……」
「大丈夫、後ろで斎藤さんが支えてくれますから」
安心して下さいと微笑んでいる。
驚いて声が出ない夢主だが、沖田と斎藤を信じてやってみるしかない。
「大丈夫だ、沖田君が合わせてくれる。真っ直ぐそのまま構えていればいい」
斎藤も声を掛けてくれた。
不安を残したまま頷くと嫌でも体に力が入る。
夢主が構えたのを確認して沖田が呟いた。
「行きますよ……」
言ったその瞬間、沖田の手や足、体にも打ち込む為の力が入った。
「たあぁっ!!!」
「きゃぁぁっ」