20.銀の星、金の月
夢主名前設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「他、どこか行きたい場所はありますか」
……えぇと、京都と言えば金閣寺、銀閣寺……修学旅行で見たんだろうけど遠かったような……うーん……高そうな祇園の街なんて言えないし……
「本能寺!」
「本能寺?!」
「はい、ご存知ですか、信長の事変で有名な……私がいた時代の本能寺は新しく再建立された物なので、古いお寺見てみたいなと……」
ほとんど思い付きだった。
京都と言って思いつく、新選組に関わりの無い場所を順に思い浮かべていったのだ。
「陶器屋といい随分と渋い所ばかり出てくるな。本能寺の変は有名だが……場所がちょっと悪い。長州藩邸の目と鼻の先だ。赤髪の件がある、今日は無理だ」
斎藤は夢主を危険に近付けたくなかった。
「そうですか……」
「僕はあんまり知らないけど、夢主ちゃん何でも出てくるんだね」
「いぇ、そういう訳では……織田信長は未来でも英雄のような人気者なので、たまたまです」
「へ~英雄かぁ。僕達もなれるかな、あははっ」
おどける沖田、夢主は優しく笑って頷いた。
英雄、散って尚も皆に愛されている貴方がたは英雄に違いない。
少し切なく感じながら、目の前の明るい笑顔を見つめた。
「確か織田信長って人は凄い戦上手だったんですよね。でも息子はへなちょこだったとか……親子でも違うんですね」
沖田は良く分からないけどと言いつつ近藤にでも聞いたのか、頭の後ろで手を組んで話し出した。
「そうですか……私達の時代では息子の信忠は優しい父思いの武将って評価が改まってましたよ。きっと、信念を貫けばやがて時代が本当の評価を下してくれる……そんな日がやってくるのでしょうね……」
「時代が……」
「たとえ戦に負けても……賊軍と呼ばれても……己の信じるものの為に戦い、信念を曲げない人は……歴史が評価してくれるんです、きっと……」
遠くを見るように語る夢主は、やがて来る時代の新選組の暗い未来と、その先にある忠義を貫いた彼らが評価される日を想った。
「やけに語るな」
「斎藤さん……すみません、つぃ……」
余計な事を言えば勘の鋭い斎藤に時代の流れが読まれてしまうと危惧し話を止めた。
「あっ!行きたい場所!ありました。料亭、葵屋……あ、でも中に入らなくても大丈夫ですよ!料亭って高そうですし」
本当に見るだけで大丈夫です、そう言って笑って見せた。
比古の手掛かり以外にもう一つ、確認しておいて損は無い場所だ。
……えぇと、京都と言えば金閣寺、銀閣寺……修学旅行で見たんだろうけど遠かったような……うーん……高そうな祇園の街なんて言えないし……
「本能寺!」
「本能寺?!」
「はい、ご存知ですか、信長の事変で有名な……私がいた時代の本能寺は新しく再建立された物なので、古いお寺見てみたいなと……」
ほとんど思い付きだった。
京都と言って思いつく、新選組に関わりの無い場所を順に思い浮かべていったのだ。
「陶器屋といい随分と渋い所ばかり出てくるな。本能寺の変は有名だが……場所がちょっと悪い。長州藩邸の目と鼻の先だ。赤髪の件がある、今日は無理だ」
斎藤は夢主を危険に近付けたくなかった。
「そうですか……」
「僕はあんまり知らないけど、夢主ちゃん何でも出てくるんだね」
「いぇ、そういう訳では……織田信長は未来でも英雄のような人気者なので、たまたまです」
「へ~英雄かぁ。僕達もなれるかな、あははっ」
おどける沖田、夢主は優しく笑って頷いた。
英雄、散って尚も皆に愛されている貴方がたは英雄に違いない。
少し切なく感じながら、目の前の明るい笑顔を見つめた。
「確か織田信長って人は凄い戦上手だったんですよね。でも息子はへなちょこだったとか……親子でも違うんですね」
沖田は良く分からないけどと言いつつ近藤にでも聞いたのか、頭の後ろで手を組んで話し出した。
「そうですか……私達の時代では息子の信忠は優しい父思いの武将って評価が改まってましたよ。きっと、信念を貫けばやがて時代が本当の評価を下してくれる……そんな日がやってくるのでしょうね……」
「時代が……」
「たとえ戦に負けても……賊軍と呼ばれても……己の信じるものの為に戦い、信念を曲げない人は……歴史が評価してくれるんです、きっと……」
遠くを見るように語る夢主は、やがて来る時代の新選組の暗い未来と、その先にある忠義を貫いた彼らが評価される日を想った。
「やけに語るな」
「斎藤さん……すみません、つぃ……」
余計な事を言えば勘の鋭い斎藤に時代の流れが読まれてしまうと危惧し話を止めた。
「あっ!行きたい場所!ありました。料亭、葵屋……あ、でも中に入らなくても大丈夫ですよ!料亭って高そうですし」
本当に見るだけで大丈夫です、そう言って笑って見せた。
比古の手掛かり以外にもう一つ、確認しておいて損は無い場所だ。