20.銀の星、金の月
夢主名前設定
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「原田さんに見つかった時はどうなるかと思いましたが……」
おや、と沖田は異変に気が付いた。
「斎藤さんも夢主ちゃんも何で驚かなかったんですか!もしかして知っていたのですか!」
「……ごめんなさぃ」
夢主は正直に沖田に頭を下げた。
斎藤は素知らぬ顔だ。沖田は頭を抱えた。
「あぁっ、また……斎藤さんですね。貴方って人は……」
「まぁ、いつもの事だろう。気を落とすな」
「貴方が言わないで下さいっ!」
「ぁ、元気出たっ……」
斎藤と沖田のやり取りはいつも見ていて楽しい。
どこまで続くのか見ていたくなる。
「もう、次は無しですよ。では気を取り直して夢主ちゃん、これから行きたい場所はありますか」
「はい、実はあの……陶器屋さん、壺とかお茶碗とか陶芸品を売っているお店に行きたいんです」
「ほぉ、お前がそんな物に興味があるとはな」
「えへ……ちょっと見てみたい陶芸家さんの作品があって……」
調べたい事がある夢主は丁度良いと申し出た。
陶器屋巡りをしたい本当の理由を苦笑いで濁すと、二人は意外だなと顔に表した。
作品があるかどうか分からないが、先日酒屋ですれ違ったのだ。あの人が既に陶芸活動を始めていてもおかしくない。
「なんて奴だ、その陶芸家」
「新津……格之進というお方です」
全く興味の無い沖田はもちろん、様々な事柄に精通する斎藤も聞き覚えの無い名だった。
数軒の陶器屋を回った。店の主人に新津の名を訊ねるが首を縦に振る者はいなかった。
結局本人も見つからなければ、それらしい陶芸家の持ち込んだ作品も見つから無かった。
「残念でしたね」
「はい……もう少し後の陶芸家さんなのかな」
諦めるように笑った。
店が見つかれば、いざと言う時に比古を捉まえられる、頼る場所が出来る。そう考えた夢主の目論見は外れてしまった。
おや、と沖田は異変に気が付いた。
「斎藤さんも夢主ちゃんも何で驚かなかったんですか!もしかして知っていたのですか!」
「……ごめんなさぃ」
夢主は正直に沖田に頭を下げた。
斎藤は素知らぬ顔だ。沖田は頭を抱えた。
「あぁっ、また……斎藤さんですね。貴方って人は……」
「まぁ、いつもの事だろう。気を落とすな」
「貴方が言わないで下さいっ!」
「ぁ、元気出たっ……」
斎藤と沖田のやり取りはいつも見ていて楽しい。
どこまで続くのか見ていたくなる。
「もう、次は無しですよ。では気を取り直して夢主ちゃん、これから行きたい場所はありますか」
「はい、実はあの……陶器屋さん、壺とかお茶碗とか陶芸品を売っているお店に行きたいんです」
「ほぉ、お前がそんな物に興味があるとはな」
「えへ……ちょっと見てみたい陶芸家さんの作品があって……」
調べたい事がある夢主は丁度良いと申し出た。
陶器屋巡りをしたい本当の理由を苦笑いで濁すと、二人は意外だなと顔に表した。
作品があるかどうか分からないが、先日酒屋ですれ違ったのだ。あの人が既に陶芸活動を始めていてもおかしくない。
「なんて奴だ、その陶芸家」
「新津……格之進というお方です」
全く興味の無い沖田はもちろん、様々な事柄に精通する斎藤も聞き覚えの無い名だった。
数軒の陶器屋を回った。店の主人に新津の名を訊ねるが首を縦に振る者はいなかった。
結局本人も見つからなければ、それらしい陶芸家の持ち込んだ作品も見つから無かった。
「残念でしたね」
「はい……もう少し後の陶芸家さんなのかな」
諦めるように笑った。
店が見つかれば、いざと言う時に比古を捉まえられる、頼る場所が出来る。そう考えた夢主の目論見は外れてしまった。