19.市中見物
夢主名前設定
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団子屋に着くと二人は当然のように夢主を間に挟んで座り、沖田はいつもの調子で団子を頼んだ。
「おばちゃーん!お団子とお茶、今日は三つお願いね~!!」
「はいょ!あら、沖田さんが女の子連れてくるなんて、珍しいねぇ~」
団子屋のおばちゃんは「おほほ」と楽しそうに笑い、店の奥へ入っていった。
沖田はその印象通り女の子を連れ回すような事はしないんだと、その誠実さを微笑ましく感じる。
真っ直ぐな人なんだなぁと団子を待ち侘びる顔を眺めた。
「ん?なんですか?」
沖田もにこにこと見つめ返す。
愛くるしい瞳に微笑まれ、夢主はつと目を逸らした。
「いえ、別にっ……」
笑顔の夢主は今度は斎藤を見上げた。
視線に引かれるよう澄ました顔がこちらを向き、自然と目が合う。
「なんだ」
斎藤も同じように夢主を見た。
「いぇっ……」
なんだか嬉しくて、気恥ずかしいけれど幸せな時間に思えた。
「はい、お待たせ~お団子三つとお茶ね!あんた、別嬪さんだね~!!……で、どっちなんだい」
団子屋のおばさんはみたらし団子と湯呑みの乗った盆を置いた後、夢主に耳を寄せて囁いた。
「ぇえっ!!」
突然の質問に戸惑って赤面すると、おばさんは嬉しそうに「頑張んな!」と肩を叩いて戻っていった。
「ははっ、おばちゃん楽しいでしょう。僕ここのお団子も好きだけど、おばちゃんと話すのも好きなんですよ」
「ふふっ、分かる気がします」
「はい、どうぞ!」
「あ、ありがとうございます。頂きます」
斎藤が黙って湯呑みだけを手に取る傍ら、沖田はわざわざ団子を夢主に手渡した。斎藤はそれをちらりと横目で見遣る。
夢主は早速団子を口にしてみた。
唇に触れた団子は温かく、噛もうとすると柔らかい団子が勝手に口の中に落ちるようだ。
「ぅわ~……ふわふわですね」
「美味しいでしょう!」
そう言うと沖田は、ひょいひょいと一本を食べ終え、二本目を手にした。
斎藤は幸せそうに食べる夢主を眺めながら茶を啜っている。
「美味しいですね!あの……斎藤さんはここのお団子食べた事あるんですか?」
ふと見ると斎藤が夢主の手元の団子を見ていたので、深い理由はないが訊ねてしまった。
「おばちゃーん!お団子とお茶、今日は三つお願いね~!!」
「はいょ!あら、沖田さんが女の子連れてくるなんて、珍しいねぇ~」
団子屋のおばちゃんは「おほほ」と楽しそうに笑い、店の奥へ入っていった。
沖田はその印象通り女の子を連れ回すような事はしないんだと、その誠実さを微笑ましく感じる。
真っ直ぐな人なんだなぁと団子を待ち侘びる顔を眺めた。
「ん?なんですか?」
沖田もにこにこと見つめ返す。
愛くるしい瞳に微笑まれ、夢主はつと目を逸らした。
「いえ、別にっ……」
笑顔の夢主は今度は斎藤を見上げた。
視線に引かれるよう澄ました顔がこちらを向き、自然と目が合う。
「なんだ」
斎藤も同じように夢主を見た。
「いぇっ……」
なんだか嬉しくて、気恥ずかしいけれど幸せな時間に思えた。
「はい、お待たせ~お団子三つとお茶ね!あんた、別嬪さんだね~!!……で、どっちなんだい」
団子屋のおばさんはみたらし団子と湯呑みの乗った盆を置いた後、夢主に耳を寄せて囁いた。
「ぇえっ!!」
突然の質問に戸惑って赤面すると、おばさんは嬉しそうに「頑張んな!」と肩を叩いて戻っていった。
「ははっ、おばちゃん楽しいでしょう。僕ここのお団子も好きだけど、おばちゃんと話すのも好きなんですよ」
「ふふっ、分かる気がします」
「はい、どうぞ!」
「あ、ありがとうございます。頂きます」
斎藤が黙って湯呑みだけを手に取る傍ら、沖田はわざわざ団子を夢主に手渡した。斎藤はそれをちらりと横目で見遣る。
夢主は早速団子を口にしてみた。
唇に触れた団子は温かく、噛もうとすると柔らかい団子が勝手に口の中に落ちるようだ。
「ぅわ~……ふわふわですね」
「美味しいでしょう!」
そう言うと沖田は、ひょいひょいと一本を食べ終え、二本目を手にした。
斎藤は幸せそうに食べる夢主を眺めながら茶を啜っている。
「美味しいですね!あの……斎藤さんはここのお団子食べた事あるんですか?」
ふと見ると斎藤が夢主の手元の団子を見ていたので、深い理由はないが訊ねてしまった。