私は会話劇っつーモンが大好きなんですよ。
小ネタやらLINEトークやらの会話ばっかりのヘボ創作をやりたがるし、小説などという小難しい手法を取るよりも、気楽に会話劇ばっかり書いてた方が幸せを噛み締められる、そんな感じのヘボオタクなんです。

物語というのは登場人物の会話がキモだと思っていて、これは子どもの頃から漫画ばっか読んでた事による悪影響だと思います。
心情を地の文であらわすとか、動きを地の文章であらわすとか、このあたりを非常に苦手としております。（←文章書きにあるまじき発言）

だから、心情と動きがてんこ盛りのエロ場面やバトル描写というのは、私にとっては死ぬほど難しいものでして、書きたいものではあるけど最も難しいモノであり、でもどうしても見たいから無い知恵をしぼって死ぬほど苦労して書いている、という感じです。
無理矢理頑張って書いているという感じです。

サラサラ〜と書けた事なんか一度もなく、そこには常に生みの苦しみみたいのが付き纏っている……
文章をパクられた、ストーリーをパクられた、比喩をパクられた、世界観をパクられた、とかそんな声が同人界隈でチラホラ聞こえる。
素人が素人をパクる事はどっちか言うたら悪だと思います。
なんでかというと、素人はプロとは違うからです。
プロには編集者や出版社という後ろ盾があり、その才能を認め賞賛する者がハッキリと実在し、プロという看板や稼ぎはその人の自尊心や存在価値をしっかりと保証してくれる。
自尊心がかなり守られているのがプロです。

でも、素人にはそういうのが無いですね。後ろ盾も無いし、作品の素晴らしさを証明してくれるプロ目線の人なんて居ないです。
自信を持つ事が難しい、素人の趣味の世界なので、盗まれてばかりの人は実際、心はズタボロだと思います。
でも素人だから大事にされないし、ニ次だからと言って馬鹿にされて一笑されて終わりですね。
話それたけどたかがオタの趣味といえど、中には一生懸命作ってる人もいる訳で、生みの苦しみを知ってるぶん他の創作者さんにはリスペクトが生じてしまうし、安易に何かを盗むとかは素人相手であっても出来ないなあと…
でも分からん。知らず知らずのうちに、誰か他の人の影響は受けてるかも……

影響と言えば、私は巨大掲示板の影響を受けてます。2010年ごろ、２ちゃんねるはすごく面白かった。面白い住人が多かったです。
今のちゃんねるは…何かに汚染されてるようで、面白さはかなり減ってしまいました。
まず、短文レスでスマートに表現する人がめちゃくちゃ減りました。
面白い住人はTwitterに行ったんでしょうね。

会話劇が好きな理由は、私はこういうのばっか好んで読んでたからです↓TwitterのROM垢で見て懐かしくなりましたな。

〜ここからコピペ〜

肛門「何者だ！」
ウンコ「オナラです」
肛門「よし通れ！」

……2011年ごろ、ニュー速板で発生したのが始まりらしいです。
コレがコピペされコピペされ、派生ネタが生まれ始めます↓↓

俺「お前さあ、お前の役目って何よ？うんこの警備でしょ？違うか？」
肛門「・・・そうです」
俺「だったらさあ、さっきの警備は何だよ。あっさりうんこ通しやがって」
肛門「だって、屁ですっていわれたから・・・」
俺「そりゃ言うよ、向こうは外に出たいんだもん。外に出るためだったらそれくらいのことはいうよ。
俺が怒ってんのは、屁っていわれたからってすぐ通すなっつってんの！」
肛門「でも自分、うんこと屁の見分けできないし・・・」
俺「じゃあどっちも通すなよ！俺が便所に着いて許可出すまで誰も通すな！
うんこと屁の見分けつかねー頭なら、せめて身体張ってどっちも止めろよ！」
肛門「でも自分、一人だけだし、向こうはうんこと屁相手じゃ2対1で数で負けてるし、
そもそも自分そこまで身体強くないですし・・・」
俺「お前言い訳ばっかりだな。お前肛門だろ？肛門のくせに肛門の仕事したくねーのか？なんだ？
やる気ねーのか？」
肛門「・・・」
俺「黙ってねーで答えろよ！」
肛門「・・・あります」
俺「聞こえねーよ、何があるんだよ」
肛門「やる気、あります・・・！」
俺「おう、じゃあそのやる気見せろよな。二度と満員電車の中で脱糞させんじゃねーぞ」


さらに派生


うんこ「開門！開門ーッ！危急の儀に御座る！開門致せーッ！」　
肛門「ええい、騒ぐな！お館様は電車にご乗車中である！控え居ろう！」　
うんこ「拙者とて直腸まで参って居るのだ！ご乗車中とあらばお降り願え！」　
肛門「ううむ。…待っておれ！」

うんこ「…遅い！お館様はどうされたのだ！」
肛門「お館様への取次ぎは済んで居る。暫し待て」　
うんこ「…肛門よ。おれとお前の仲も長いな」
肛門「何を……貴様、そのような事を言ったとて、ここを通す訳には行かぬ事くらい承知して居ろうが」　
うんこ「ああ、そうだ。そうだな…」

肛門「だが、貴様は本当にうんこか？」　
うんこ「お前、何を言っている？」　
肛門「貴様はもしかしてうんこではなく、おならではないかな」　
うんこ「……！」　
肛門「おならであれば、おれの一存で通すことも出来る」　
うんこ「お前、それは…」
肛門「…うんこよ。おれと貴様の仲も長いな」

肛門「何者だ！」　
うんこ「おならです」　
肛門「よし、通れ！」

…合掌…

こんなのばっか読んでたから会話劇が好きでしゃーないですね。

ではでは〜