ヘボ日記

今日のオタク  好きなエンターテイナー

2023/02/10 04:12
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不遇の生い立ちを乗り越えて頑張っているような強い人。

こういう人に、憧れてしまいますねえ😊
その不遇さというのが、誰とも共有できないような酷さであればあるほど、なんか惹かれてしまいますよ。

例えば、都市ボーイズというオカルトエンタメユニットが居るのですが、その1人である、はやせやすひろ氏…。

岡山の津山に生まれた方です。
この方の祖父というのがちょっとアレな人で、村長だけに居住を許された特別な神聖な場所に、金にあかせて、勝手に自分の豪邸を建ててしまった人なのです。

これが、村民全員からの恨みを買う事となりました。

これが原因で、孫のはやせ氏は、子供の頃から村中からの壮絶ないじめに遭い、小中高と友達が1人も出来ず、「妖怪だったら僕と友達になってくれるかもしれない」と思って、学校が終われば独り山へ行き本気で妖怪を探しまくるという学生時代を過ごしたのです。(この時期に得た妖怪知識が現在の仕事にも生かされてます)

いじめの内容は、本当に酷く、時には教師からもやられていて、小学生のころに、授業中、先生に教卓の中に閉じ込められて、先生は普通に授業しながら、陰で幼いはやせ氏を皆に分からないように蹴りまくるという、卑劣な暴力を受けていた。

はやせ氏の凄いところは、このような過酷ないじめ体験を全て「笑い」に転換して語ってしまうところなんです。
この技術が本当に凄い。
負を、正に変換する強さを持っているんです。
自分の不幸でさえエンタメにしてしまうという。

丸尾末広という漫画家も、この性質があります。
丸尾氏は、少年期に、義父に性虐待をされていた方です。
醜くおぞましく恐ろしく汚穢な世界を、無理矢理に味わわされた方なのです。

丸尾氏の描かれる画は、残虐グロではある。
けれども、ただグロいだけでは無いのです。
そこには、美が漂っています。
「僕は汚いものを美しく描くんです」
そのような言葉を、丸尾氏はインタビューで残されている。

丸尾氏が少年期に放り込まれた世界は、汚くおぞましい暴力に満ちた逃げ場の無い世界だった。

逃げられないならせめて、そんな世界の中にも「光明」を見いだそうとしたんでは無いか?

その光明というのが、丸尾氏の場合は、徹底的な緻密描写による「美」の具現なのではないか…

逃げられない中でも、折れず、同じ悪に染まる事なく、気高く生き抜こうとする強さが丸尾氏の画に現れているようで……

だからこの方は、私にとっては世界一のアーティストなんです🤗



2月9日のあなたさま。
ちゃんと受け取っております😊こちらこそ、ありがとうございます😊

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