ヘボ日記

今日のオタク 貧乏ネタ

2021/08/02 14:34
日記
こんちはQ作です。

もう暑すぎじゃないですかね…。室内でエアコンかけてても、なんか…
なんか暑くないですか?
これ、多分アレだな…
家の壁に蓄熱されてて、エアコンのパワーだけでは追いつかなくなってんじゃないか…?
だからと言って、身体を冷やそうとしてアイス食べてたら腹が痛くなってくるし…。

私の子供のころなんて、最高気温なんてね、32度行けば凄い事だったんですよ。それが天辺だったような気がしますよ。
そんで、夕方にはちゃんと夕立が来て、家屋の屋根やら壁やらが雨で冷やされて、夜は随分とマシになる。
ゲリラ豪雨なんてものも無く、おじいやおばあが育ててる畑のスイカは、洪水に浸かる事なく、いつだって無事だったんですよ。

ところで話は変わりますが、私は生まれた家が貧乏でした。(この話題、何度目だよww どんだけ恨んでんだよ己の生まれをwww)

貧乏だったので常に腹を空かせており、食い物を求めて野山を駆けずり回る、そんなハングリーな子供でしたね。

野生の栗の木がどこにあり、いつ頃実って、地面に落ちてくるタイミングとはいつ頃なのか…常に見張ってなければ…カラスに先を越されてしまうぞ…

そんな事柄が自分にとっては最優先事項であり、学校の宿題とかは、クソほどどうでも良かったです。

宿題すりゃお菓子くれるのかよ…

↑マジで学校の先生に対しては、こういう怨念を孕ませていたので、相当に不気味な子供だったのではないかと思います。
あとサザエさんが大嫌いでした。(←小数派)
北斗の拳は好きでした。(←PTAが怒るようなモノがいつも好き)


貧乏だとハンデとなるのがオモチャ関係です。
コレを持っていて友達と共有できなければ輪の中に入りづらい、というのはありました。
例えば、人形とかですね。リカちゃんとか。
あとゲームとか。

そういうモノが、こちらにはことごとく無い訳ですので、遊ぶと言ったら虫取りとか、川でタニシを捕まえるとか(←本当は魚を釣りたいけど竿がない)、腹が減ってるからそこらの草を試し食いするとか、そういう感じに限定されてくる。
まあ大体独りですよ。

普通の子どもがアナタ、タニシ取りばっかり何時間も出来る訳が無いんですよ。飽きるよ。
『この草食べられるんかなあ?』という台詞を、マジ顔で、しかも結構な頻度で呟くような女児と遊びたいなんて思う子どもはそうそう居ませんよ。

だいたい独りですね。

『さ、寂しくなんか無いんだからねッ!』

頑張ってこういう面はしてましたね。

『頼むから独りで遊ぶ私を憐れむのはやめてくれ!クスクスしないでくれ!』

↑こういう気持ちは強かったですね。
なんか子供ながらに、一応、1人の人間としての尊厳だけは、いっぱしに持っていたようです。

幼稚園の頃だったか、住んでいたアパートの近くで、野良の仔犬がクンクン言いながらうろついていた事がありました。(昔はまだ、野良犬ってのがそこらに存在してました)

ああ、お前は独りなのか…腹が減ってるのか…

その時の私は、自分と同じ境遇を、仔犬の姿に見たんでしょうね。
いてもたっても居られなくなり、ダッシュで家に帰って、母親に、犬の餌が欲しいと言って駄々をこね、激しく抵抗する母親と壮絶な戦いを果たした上で、シシャモを一尾ゲットしました。

このシシャモで、あの仔犬はきっと喜んでくれるはずだぞ

そんな確信のようなモノがありました。
シシャモをきっかけとした仔犬との友情物語が始まるのだと、五歳の私は信じて疑わなかったですね。

ウチものび太みたいに野良犬と友達になるねん!

そんなワクワクした気持ちで仔犬のもとへ走っていきました。
で、シシャモを後ろに隠しながら、「おなか減ってんねんやろ?私は味方やから怖がらんでええで?」と、優しい態度で近寄りました。
仔犬はスッカリ伏し目がちで、かなり弱体化しているように見えたので、怯えさせてはいけないな、と私は慮ったのです。

可哀想になあ…
でも今日から私が友達やで…
大丈夫やで…

そんな優しい気持ちでシシャモを見せた瞬間でした。

仔犬が豹変しました。

伏し目がちだった目が、グワッ!!と見開かれ、ヒャッハーーー!!という感じで大口を開けて、飛びかかろうとしてきたんです。

クンクーンと小さく鳴いてたのが、いきなり、ギャウギャウという猛獣の吠え方になったもんだから、私はビビッてしまい、逃げてしまいました。
シシャモを持ったまま。
そしたら仔犬も追いかけてくる。凄いスピードでしたね。その時の仔犬の剣幕を、何に例えたら良いのか……今風に言ったら、ケルベロスとかですか?

まさにそんな恐ろしい形相でしたので、私はマジ泣きしながらアパートの階段に逃げたんですよ、シシャモを持ちながら。

弱体化してる野郎の事だ!この階段は登ってこれまい…!

そんな風に私は考えたんですよ。

そんな小さい手足のお前に、これがよじ登れるのか?人間さまを舐めるなーー!

↑もう仔犬との「友達ドリーム」なんか消え失せとる訳ですよ。
昨日の友は、今日の敵なんです。

まあ普通に駆け登ってきましたけどねwwww

うわぎゃあああと、大声で泣き叫び、多大な近所迷惑をかましながら、私はどんどん階段を登っていきました、シシャモを持ちながら。
そして、5歳の自分的には未開の地、「三階ゾーン」に達した時に、シシャモを捨てれば奴から追われる事はないのだと、漸く気付いたんですね。
奴の狙いはシシャモなのであって、私を追い回して虐める事ではない。

シシャモをペシ!と仔犬の後方に投げましたら、仔犬はシャシャッとそれを食い、サッサと姿を消してしまいました。

こええ…
犬ってこええ…

それ以来、私は犬を触れなくなりましたし、犬を見れば、ああ今日はシシャモの日だな、と思うようになりました。
仔犬にシシャモを奪われた日の晩飯時、私だけシシャモ無しという母親からの反撃を喰らいましたので、私の中では犬=シシャモなんです。

野生は馬鹿にできないですね。
どんなに可愛い面をしていてもナメてかかってはいけません。
代表格はアライグマですかね。
アイツは結構怖いよ。

あと関係ないけど、カブトムシが飛んできて顔にぶつかるとめっちゃめちゃ痛い。

ではでは〜(´∀`)

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