ヘボ日記

今日のオタク 好きな作家

2021/10/13 20:42
日記
もうDBとは全然カンケー無い話。
なんかここ、文字通り管理人の日記になってますね😂
キョーミ無い方はスルーしてください。

私は、平山夢明という作家が最も好きなんですよ。
世間では「鬼畜系」代表みたいなwwレッテルを持った方でして、とにかく人間の残虐さや狂気や世の中の不条理を書かせたら右に出る者は居ない、みたいな強烈な作家性を持ったオッさんです。
オッさんと称しましたが、「先生」って柄じゃないんですよね、平山夢明は。場末で安い酒のんで煙草吸って「最近景気はどうよ?」とか、くだらない話してるような、もの凄い庶民感溢れる作家なんですよ。普通、作家はね、賢く見られたいとか「凄い」と言われたいとか、そういう欲求は強いと思うんですよ。でも平山夢明からは、あんまりそういうの感じませんね。北野武に通じるものがあります。

何か強烈なモノを書く人ってのは、それ相応の地獄のような人生を歩んできた人なんだろなー、と疑っておりまして、平山夢明もそういう人なんだろなーとボンヤリ想像してました。
昨夜、松原タニシと平山夢明の対談をYoutubeで発見しましてww
やはり予想通りに強烈な人生を送ってこられた方なのだと知り、非常に嬉しかったですね😂
生まれた環境が凄すぎるんですよ。
普通の人が一生経験しないような、レア経験の宝庫というか…よくマトモに、闇世界や犯罪世界に落ちぶれずに、生き延びてこれたなあと思わせる。

治安の良い日本といえども、酷い経験をしている人って、山ほど居ると思うんですよ。
けれどもその経験を使ってエンタメにまで昇華させられ、多くの人を夢中にさせられる人ってのは特別だと思います。
めっちゃくちゃ強い人なんだろなーと思います。俯瞰する力が凄いんだろうなあ。残酷な事象に深くのめり込みながらも、同時に俯瞰しているというか、…これはなかなか出来る事では無いような気がします。
感情無しなら、研究者のように俯瞰する事は簡単ですよ。
でも作家は、研究者と違って、「感情」を取り扱うものじゃないですか。
これ…これはなんか…繊細な感受性も必要だし、同時に強靭な精神力も必要で、作家だったら物語として見せる為の言語表現力も必要だし読者を飽きさせない為の独自の面白さとか…
そうそう平山夢明は、単に怖いだけじゃなく、凄く怖いんだけどわずかにコメディの匂いがしたり、凄く酷いんだけど僅かに人間の温かみや光が見えるような、なんだろな…一見酷いようでいて人間を見捨ててない感じの作風だなーと感じます。
絶対に人にはおすすめできない作家なんですが愛してやまない作家です。
出会えて良かったです。

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