小ネタ箱(悟空関係)
ベジータはテレビゲームを指差して、悟空にぷよぷよ対戦を迫った。
「なんだこりゃ」
「ぷよぷよというゲームだ」
「オラしらねえよ、こんなの」
「フン、田舎者め」
悟空に分かりやすくルールを説明しはじめるベジ。
「はあ?」とか「へえ?」とか首をかしげながら、悟空は難しい顔をして聞いていた。
「……そして、黄ぷよを落としてくると、ココで黄ぷよが4個くっついて消えるだろう?そうすると、この上に待機していた青ぷよが落下してきて、ココに用意してあった三つの青ぷよ群と合体して消える、同じようにして紫ぷよが……ほらな」
「はあ~……」
「分かったか、これが連鎖技というものだ。これをさらに超えたもので、全消しという大技がある。非常に高度な技だから貴様には無理だろうがな」
「なんかわかんねえけど、とにかく同じ色のヤツを4個以上くっつけりゃいいわけか?」
ブルマは二人の後ろで、退屈そうにやり取りを見ていた。
「よっしゃ!じゃあ始めっか!」
いっくよ~♪
ベジータは大量連鎖と全消しを狙って、ぷよを構築しはじめた。
対して悟空は、ちまちまと、1連鎖とか2連鎖ばかりを超高速でおっぱじめた。
おじゃまぷよが、ベジータのパネルに、ちまちまと落ちてくる。
「なっ!?オイカカロットーーー!!オレ様の壮大な計画を邪魔するなーーー!!」
「なんだよ、これでいいんだろ~?よいしょっと、赤いのをここに、よし、ついでに青も消えたな。えーっと次は」
ブルマとの高度な連鎖対戦に慣れきっていたベジータ……。
悟空がちまちまと落としてくるおじゃまぷよに翻弄されて、だんだん混乱してきた。
「オイベジータ、おめえ大丈夫か~?めっちゃくちゃ溜まってんじゃねえかよ。もうすぐ窒息するんじゃねえ?」
「クソっ!ふざけやがって……紫……紫が来れば……貴様など瞬殺……」
紫ぷよが来た。
「よし!!これで終わりだぁーーーー!!」
ぷも~
「何だとーーーーー!?」
紫ぷよをはめこむ予定だった場所に、ちょうどおじゃまぷよが1つ落ちてきた。
ベジータは負けてしまった……。
「やったぞ!オラの勝ちだ!」
「………」
「ベジータ!オラ勝ったぞ!これで居候オッケーだよな!?さあアイス食うぞ~~!!」
「あ、冷蔵庫の上から三番目の所にあるわよー」
「うおお!?なんだこりゃ!!宝の山みてえに色々あっぞ!!うっ!うっめェ~~~~!!オイベジータ!!おめえいっつもこんなうめえアイス食ってんのか!?ずるいぞこんにゃろー!!」
「………負け……オレ様が……バカロットに……負……」←ライフゼロ
「ねえねえ孫君、私にも何か一個ちょうだーい」
…終…
2012-07-31