第三章



ドカンッ!


爆発。一瞬にして黒煙が辺りに充満し、ルーティが咳き込んでいるとスネークは手首を掴み、共に階段を駆け下りて廊下へ。

直後、黒煙の中から物音、呻き声が聞こえて、解放されたらしいソニックが勢いよく飛び出す。すぐにスネークの隣に並んで。

「Hey! 殺すつもりか!」
「お前は簡単にはくたばらないだろ」

スネークがそう返すと、ソニックは溜め息を洩らしながらレンズがひび割れた伊達眼鏡を外し、前方に投げつける。

――刹那、銃声が鳴り響いたかと思うと、伊達眼鏡は銃弾によって弾かれた。

小さく舌打ちをしてソニックは腕を伸ばし、スネークとルーティを静止させる。

「a persistent guy…」

ぽつりとソニックは呟いた。
 
 
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