第二章
ぷいとダークリンクは顔を背けて。
ダークピットは軽く頭を下げてから笑いかけると、ダークリンクを連れて空の彼方へと飛び去ってしまった。
「メタナイトがなんて言いたいか、当ててあげよっか」
カービィは手を後ろで組みながら。
「“その甘さが次の犠牲を生むぞ”でしょ? さぁて、ルーティの返答はっ!」
楽しんでいるのか、カービィはマイクを持ったつもりになって拳をルーティの口元へ突き出す。すると、ルーティはきょとんとした顔で、あっさりと。
「それをさせないのが、僕達でしょ?」
確かにそうである。
カービィとメタナイトは再び顔を見合わせると、ぷっと吹き出してしまい。二人が笑う中、ルーティは混乱し、あたふた。
「分かってるじゃねえか」
ウルフの声。
見れば、ウルフェンはすぐ近くまで来ていた。メタナイトとカービィはウルフェンに近付くと右翼の上に腰かけ、メタナイトはルーティを下ろして。