第二章



「っ無茶を……」
「んもー、遅いってば」

間一髪、駆けつけたメタナイトがルーティの腕を掴んだ。そうしてメタナイトが掴んでいる間に、カービィは離れ、代わりにダークリンクを無理矢理肩に担いで。

「くっ、離せ!」
「はいはい、暴れない暴れない」

ようやく重荷が取れ、ルーティは一気に力が抜けて。メタナイトは一気に引き上げ、軽々と抱き抱えると。

「よく頑張ったな」

……仮面のせいでどんな顔をしているのか分からなかったが、きっと笑いかけてくれているのだと悟り、ルーティは気の抜けたような笑みを浮かべ、頷いて。

「はぁい。引き取りに来ましたよっと」

そこへ現れたのは悪魔……ではなく、ダークピット。引き取りに来た、とは当然ダークリンクのことだろう。

カービィとメタナイトは顔を見合わせて。
 
 
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