第二章
「おーはよっ! ルーティ!」
エックス邸に入り、ルーティは食堂までピットと並んで歩いていた。すると突然、カービィが後ろから飛び付いてきて。
「うわあっ!」
よろめいたものの、問題ない。
ルーティは背中に擦り寄ってくるカービィにくすくすと笑みを溢しながら、「おはよ」と挨拶を返して。
「おはよ、カービィ。今からご飯なんだけど、どうする?」
「やった! 一緒に食べようよ!」
二人のやり取りを見て、つくづく思う。
――X部隊のメンバーはほぼ全員、フレンドリーだ。打ち解けやすく、それでいてしつこくない……まるで、ずっと昔から一緒だったみたいに、いい関係を持っている。
「そういえば、カービィって何歳?」
「んふふー……ひ、み、つ」
ピットの問いに、カービィはいやらしい笑みを浮かべながら返す。
見た目は十代だが、実際どうなんだろう。