最終章



そのタイミングでメタナイト、リンク、アイク、マルス、ロイの五人は剣を手にそれぞれ星形の焦げ跡の先端に立ち、剣を逆手に両手で持って構えた。

実体化した五本の鎖はゆっくりと空に向かって長く、伸びていき、気付いたタブーがその場から離れようとするも遅く。


「今ここに、主が命じる――鎖よ! 魔法陣に納められし、邪悪な者を捕らえよ!」


ゼルダは声を上げると、目を開いて。

すると五本の鎖はそれぞれタブーの右腕、左腕、右足、左足、そして胸部に巻き付いた。鎖は逃さないように各部位を強く締め付けて、タブーは苦しそうに呻く。

「絶対に、逃がさねえ!」

右腕を拘束する鎖にはロイが剣を。

「今回ばかりは君に、同感っ!」

右足を拘束する鎖にはマルスが剣を。

「右に同じく、だ!」

左足を拘束する鎖にはアイクが剣を。

「じっとしててください、ね!」

左腕を拘束する鎖はリンクが剣を、それぞれ逆手に構えた剣を深く突き立てて。
 
 
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