最終章



ディディーがそう告げる頃にはタブーは目の前で、気付いたタブーが構えてきた。

しかしディディーとトゥーンは共に飛び上がり、空中で前転しつつタブーの頭上を飛び越える。タブーは振り返りながら大きく翼を広げ、薄紫色の光を体に宿して。

「させないっ!」

するとローナはその場でくるりと一回転してはシャボン玉を作り出し、ぱちんと指を鳴らしてタブーの両翼に纏わせた。

それは先程、油のような役目を果たしていたシャボン玉。すかさず、ネスが左翼を、リュカが右翼を指差して。

「PKファイヤー!」

そう声を上げると同時に炎が放たれ、タブーの両翼は途端に燃え上がり。

急いで炎を消そうと翼を忙しく羽ばたかせ、空中へ飛び上がるタブー。するとピットが翼を羽ばたかせては空へ飛び立ち、矢を数本放っては両翼に命中させて。
 
 
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