最終章



青い光は硝子状のクリスタルに変化すると、黒煙ごとタブーを中に閉じ込めて。

しかし、またも傷が修復された翼は大きく広がってクリスタルを突き破り、そこから黒煙が漏れ出して。

「あの翼が厄介だな!」
「兄さん!」

マリオとルイージは口々にそう言っては両手を突き出し、それぞれ赤い炎は右翼を、緑の炎は左翼を攻撃して。

しかし、翼は一度クリスタルの中に引っ込んだかと思えば、大きく広げてはクリスタルを粉々に破壊し、解放されたタブーは翼を羽ばたかせ、空高く舞い上がる。

「させるな!」
「くっ!」

フォックスは声を上げると、ファルコと共に銃を構えて発砲。サムス、ウルフも翼目掛けて発砲するが、翼は何度銃弾で貫かれてもすぐに修復してしまい。

ルーティ、スピカ、ピチカも両手を突き出し、雷を放っては援護。――しかし。
 
 
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