最終章
「いくで!」
その掛け声を合図に、ドンキーとワリオは地面を強く殴り付け、その瞬間地面は深く抉れながらタブーへ向かっていき。
やがて地面はタブーの両側に視界を遮るように壁を作って抉れ、正面からヨッシーが、後ろからはディディーが迫ってきて。
「なるほど、ね」
タブーは前方に駆け出すとヨッシーを跳び箱のように飛び越えて、首根っこを掴むと振り向き様にディディー目掛け投げ飛ばす。刹那、タブーの右腕はシークの鎖、左腕はシフォンの蔓の鞭によって捕らえられ。
「逃がさない……」
シフォンがぽつりと呟くと、両脇に立っていたローナとネロはそれぞれ片手を突き出して、ローナは大量のシャボン玉を、ネロは炎の柱をタブー目掛けて放つ。
シャボン玉は油のような役目をしているのか、タブーの体に素早くまとわりつくと、遅れてネロの炎がタブーに突撃した瞬間。
ドカン!