最終章
「なっ」
次の瞬間、マルスとアイクの剣が交わって。辺りを見回す間もなく、屈んで躱していたタブーは二人の腹に同時に肘打ち。
よろめいたところを追撃はせずに、タブーは後退しては立ち上がって。振り向き様に殴りかかってきたカービィの拳を片手で受け止め、掴んでは内側に引っ張り体勢を崩させると、顎を目掛けて膝蹴り。
「うぐっ!」
カービィは呻き、後退するとその場に跪いて。するとその背後からメタナイトが飛び出し、構えた剣を薙ぎ払う。
しかしタブーは瞬時に飛び上がると躱し、そのまま翼を羽ばたかせては空へ。
「メタナイト!」
カービィが呼ぶとメタナイトは背中に蝙蝠のような翼を広げ、カービィの両肩を踏んでは飛び上がり、タブーに斬りかかる。
タブーはぱしっと両手で剣の刀身を挟むと受け止め、メタナイトの顎を蹴り上げては怯んだところで背後に回って蹴り落とす。
その際メタナイトの剣を奪い、飛んできた矢を剣の刀身で上手く弾いては防ぎ。