第六章
すると、研究室の出入り口と思われる自動ドア式の横開きのドアから、ヨッシーとギザギザの髭を生やした男が入ってきて。
「よお。居心地はどうだ?」
ギザギザの髭の男は偉そうに腕を組み、ニヤニヤと笑いながら歩み寄る。
「やめてくださいよぉ、ワリオさん。良くないに決まってるじゃないですかぁ」
ヨッシーは眉尻を下げながら告げて。
ルーティは悟った。ギザギザな髭の男……彼が、ヨッシーのパートナーであるワリオなのだと。何とも質の悪いパートナーだ。
「僕をどうするつもり?」
ルーティは立ったまま、ワリオを睨み付けて。その様子が見下すようで気に食わなかったのか、ワリオは舌打ちすると。
「こういうことだ」
そう告げて、円筒の前に備え付けられた機械の、ある一つのボタンを押すワリオ。
――その瞬間、ルーティの体を黄色の電気が纏い、高圧電流が流れてきて。