第四章
「ま、真面目に指示しますごめんなさい」
即、謝罪。
ルーティは両手を軽く挙げて、引き攣った顔で冷や汗をだらだらと流している。
すると、ユウは手を下ろして。
「リンクが呼んでいたぞ」
そう告げて、ルーティの隣を素通り。腕を組み、モニター画面を見上げる。
ルーティは苦笑を浮かべ、モニタールームを後にした。リンクは食堂にいるはず。
「え、ユウに?」
思った通り、リンクは食堂にいた。
朝食後の後片付けをしている最中だったので、ルーティはさりげなく手伝いながら、ここに来た理由を告げる。
「ユウの奴、俺に押し付けますか普通」
そう呟いて、溜め息。
ルーティが小首を傾げていると、リンクははっと我に返って苦笑を浮かべては誤魔化して。……今日のリンク、おかしい。