第三章
――仲良くするんだな、って。
「……何?」
このメンバー構成は一体。
「てめえが一緒かよ。虫酸が走るぜ」
「それはこっちの台詞。はー、やだやだ」
「んだとっ」
「ちょ、落ち着いてよ!」
つんとした態度のカービィに、掴みかかろうとしたファルコを留めたのはルイージ。
ヨッシーはおろおろとしながら、
「あ、あの……なっ仲良く」
「勘弁してよ。愛鳥家じゃないんだから」
「くっ」
「ファルコ!」
見送りに来ていたフォックスの一声。
ファルコはようやく諦めて舌打ち混じりにそっぽを向いたが、ぎすぎすとした空気は変わらない。ラディスは終始苦笑いで。
「悪意を感じるな。大丈夫かよ」
クレシスは腕を組んで。
「そう見えるのか?」
「いや。俺もそこまで馬鹿じゃない」
ラディスは頭を抱え、溜め息。