第三章
ディディーとトゥーンは渋々と肩を並べると、手足を伸ばし、準備運動を始めて。
「早く海に入りたいい……」
「干からびるっての。これだから大人は」
ぶつぶつと文句を言われ、リンクとドンキーはそれぞれトゥーンとディディーの頭を拳で殴り、指を鳴らしながら。
「爺臭いとでも?」
「沈めたろか」
ディディー、トゥーン、途端に青ざめて。
「結構です」
その間にも続々と水着に着替えた男性陣が出てきて、適当に準備運動を済ませていき。ディディーとトゥーンは最後にぐっと拳を握ると、海に向かって駆け出して。
「海っ」
「ちょおおっと待ったああ!」
ディディーとトゥーンは踏み留まり、今度は何だと振り返る。――そこには。