第二章
「ルーティ! 一緒に食べようぜ!」
後ろから飛び付いてきたのはロイである。
ルーティは一瞬前方に倒れかけたが何とか踏み留まって、相変わらず所構わず積極的なロイに思わず苦笑を浮かべる。
「じゃあご一緒させてもらおうかな」
「……うむ」
そこへ現れたのは、マルスとアイクである。ロイ、リンクも加えて剣士四人組集結!
……これって僕、邪魔なんじゃ。
「明日の海! 楽しみだな!」
食事中、ロイはこんなことばかり言っていた。その度にマルスは恥ずかしいからと小突き、何とか静止させていて。
「いいじゃねーか。楽しもうぜっ?」
「限度があるよ」
お前は一体いくつだ、と訊ねたくなるロイの精神年齢の低さにマルスは苦笑。
一方のルーティは同じ席でその微笑ましい光景に顔を綻ばせながらもなかなか食は進まず、とある人物を探していた。