第七章
「ひっ人魂!?」
「早とちり。ありゃただの仕掛けだ」
懐中電灯で先を照らしながら、ルイージの手を引いて光の元へ。その光の玉はぼんやりと青く灯り、ふわふわと浮遊していて。
「リオンの波動弾だな」
「えっ」
「他の奴らが来る頃には消えてるだろ」
あっさり解決。
「……あれ、兄さん。祭壇かな」
少々不気味だが、道を照らすように浮かんだ波動弾の先に問題の祭壇はあった。
そのまま近付き、ルイージは持っていた饅頭を供える。その間にマリオが懐中電灯で祭壇を照らし、調べていると。
「ん」
一枚の紙を見つけた。
「兄さん、それは?」
「……成る程な」
マリオはくすっと笑って。
「ルイージ。祭壇の裏に行くぞ」
「え、ちょっと」
「いいから」
紙に書かれていた内容とは。
ルイージを連れて祭壇の裏に向かうマリオは、楽しそうに笑みを浮かべるのだった。